「一番似合う色しか着てはいけないの?」という質問にお答えします! | カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

色彩業界歴25年以上のカラーコンサルタントが、カラーコーディネートのプロになる秘訣を教えます!

カラーコンサルタントの三浦まゆみです。

11月4日に開催したパーソナルカラー入門セミナーに、
フランスからお客様がご参加くださいました(^-^)

まさかブログで見つけてくださって、一時帰国のときにセミナーにいらしてくださるとは!
ブログって世界とつながりますね。スゴイ!素敵なご縁、嬉しいです♡
 

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フランスのおみやげをいただきました♪ ありがとうございます☆
 

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今回のパーソナルカラー入門セミナーは、参加者さん全員、
以前、似合う色診断を受けたことがある方でした。

1名は20年くらい前に、1名はお友達にちょっと遊び感覚で、
1名は診断はいろいろなところで受けたけれど結果がいつも違うんです、
とちょっと困っている方。

私のセミナーに参加する方は、他で受けたことがある方が半数以上いらっしゃいますが、
診断させていただいた結果の皆さんの感想はこんな感じです。

「一番似合う色と二番目に似合う色を教えていただいたので、幅広く色が使えそうです!」

「カラーを学んだのはいいけれど、ベストの色に執着してしまって、楽しむことができませんでした。
三浦先生の元で学んだら、気持ちも解放されて楽しめるような気がします。」
 

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パーソナルカラー発祥の地はアメリカ。

今からもう20数年前に日本に伝わってきて、その後、日本流にアレンジされていった結果、
お花の流派のように、いろいろな診断の手法が生まれ、いろいろなドレープが開発され、
習うスクールによって診断結果が違う、ということも起こっています。

そんな中、「究極の似合う色を見つける」ということに注目している流派もあり、
その診断方法で出た結果が、すごく絞られた色になることもあります。

例えば、私、三浦が似合うのはサマータイプの明るくて穏やかなブルーベースの色。

ベストオブベストで顔映りがいい色は、ペールラベンダー、ライラックピンク、ソフトスカイブルー、
シャーベットイエロー、ライトブルーグレー、ミルクココアブラウン、あたりです。

トーンで言うと、ペールトーンとライトトーンあたりの涼やかな色。こんな色です。
 

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「ここが一番顔映りがいいよ」というだけで、もっと鮮やかな色やもう少し暗めの色も
もちろん似合うし、着てはいけないわけではないのですが、伝わり方によっては、

「私の似合う色って少ない…。洋服屋さんに似合う色がない…。
 いつもこの色ばかり着るのって難しい…。」

と、色を楽しむためのパーソナルカラーのはずが、
色に縛られるパーソナルカラーになってしまう場合があるようです。

いただいたカラーパレットの色にピッタリ合う色をひたすら探してしまう、という方も。

誤解のないように書いておきますが、
「究極の似合う色を見つける」ことが悪いというわけではありません。

例えば、結婚式や写真撮影、大事な出会いの時などに
「一番素敵に見えるベストオブベストカラー」を知っていることは、とっても重要だと思うから。


ただ、普段から「似合う色だけ着なくてはいけない。ベストオブベストカラーが一番いい」と思って、
色を選ぼうとすると、ちょっぴり不自由になってしまって困っている方が多いのも確か。

そういう方のお悩みを解消できるといいな、と思い、今回は、私が行っている、
パーソナルカラータイプを一番目に似合う色と二番目に似合う色を決める、という手法について、
ご紹介したいと思います。


似合う色の幅が広がる、そして、色を選びやすくなる手法です。

ぜひ、他の流派のカラーリストさんにも、こんな手法もあるんだ、
と参考にしていただけたらと思います。

取り入れるかどうかは別として、パーソナルカラーのさまざまな手法を知ることは、
自分のやっていることの立ち位置や、価値、違いを確認する機会にもなりますからね(^^)
 


私がパーソナルカラー診断をする際は、
「一番目に似合うタイプ」「二番目に似合うタイプ」を出します。

2つ決めることで、その人にとって、色選びで一番大切にしたいポイントがわかります。


例えば、三浦は一番目に似合うのがサマータイプ、
二番目に似合うのがスプリングタイプ
です。
 


*サマーの色の傾向 ブルーベース・明るい・穏やか
 

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*スプリングの色の傾向 イエローベース・明るい・鮮やか
 

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この2つのタイプの共通点は「明るさ」です。

ですので、三浦が洋服を選ぶときには、
「明るい色を顔の近くにすればOK」という判断基準ができます。

ざっくり言えば、イエローベース、ブルーベース、鮮やか、穏やかに関係なく、
「明るい」色を選ぶことがポイントだということ。

そして、似合わない色に該当するオータムやウインターの中でも、
明るい色なら似合う、ということになります。

例えば、オータムの明るいクリームベージュやサーモンピンク、グラスグリーンなどは
普段から着ています^^

こう考えると、取り入れる色の幅が広がりませんか?

 


では、例えば、三浦と同じく、一番目に似合う色がサマータイプで、
でも、二番目に似合う色のタイプがウインタータイプだったら、
何が色選びで一番大切にしたいポイントでしょうか?

 

*一番目 サマータイプ ブルーベース・明るい・穏やか
 

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*二番目 ウインタータイプ ブルーベース・暗い・鮮やか
 

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この2つのタイプの共通点は「ブルーベース」です。

この人が洋服を選ぶときには、「ブルーベースの色を顔の近くにすればOK」
という判断基準ができます。

明るさ、暗さ、鮮やか、穏やかに関係なく、
「ブルーベース」の色を選ぶことがポイントだということですね。

ですから、似合わない色に該当するスプリングやオータムの中でも、
ブルーベース寄りの色なら似合う、ということになります。

例えば、スプリングのマリンブルーやスカイブルー、バイオレットなどの色は
けっこう似合う範囲の色です。
 

 

似合う色のタイプを一番目、二番目まで決めるメリットは、2つあります。


●1つは、「ブルーベース」「明るさ」「鮮やかさ」など、その人にとって、
色選びで一番大切にしたいポイントがわかり、色を選びやすくなるということです。


例えば、サマータイプの色を選ぶとなると、「ブルーベース・明るい・穏やか」の
3つの要素を満たす色を見つけるので、ちょっと大変かもしれませんが。

「ブルーベースのすっきりしたクールな色」を選べばOKという1つの要素で考えられると、
色を見つけやすくなります。
 


●もう1つは、似合う色のタイプに縛られずに、似合う色の幅が広がるということです。
 

例えば、サマータイプ、と限定されると、サマーの色見本から色を選ばなくては、
という考えになりがちですが。


「明るい色」が似合うのであれば、スプリングでもサマーでもオータムでもウインターでも、
明るい色なら似合うので、似合わないタイプからも色を選べるようになります。

こうすると、似合う色の幅が広がります。


せっかくあなたの魅力を引き出すパーソナルカラーを知るのですから、
ぜひもっと自由に色を楽しんでほしいです。

そして、提案する側のカラーリストさんも柔軟な考えで、
カラーアドバイスをしていただきたいと思います(^^)

 

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