カラーコンサルタントの三浦まゆみです。
カラーの分野では、一番広く皆さんに知られていて、
人気も高い、「パーソナルカラー=似合う色」についてまとめてみました。
「パーソナルカラーって何?」という疑問にお答えしているので、読むと
「パーソナルカラーの基本・知るメリット」がわかります。
この記事はこのような内容です。
【1】パーソナルカラーとは?
【2】似合う色診断の決め手となる「色素」とは?
【3】ドレープを使って、似合う色を診断する方法
【4】似合う色と似合わない色の見え方の違いとは?
【5】自分に似合う色と似合わない色を知るメリット
【6】「パーソナルカラーの基本」のまとめ
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【1】パーソナルカラーとは?
パーソナルカラーとは、似合う色のこと。
あなたの個性や魅力を最大限に引き出す、あなただけの色です。
いろいろな方にお話をお聞きしてみると…
*パーソナルカラーは、色彩の専門家であるカラーリストが
「あなたはこれが似合う!」とセンスで決めるものとか。
*占いのラッキーカラーのようなものだとか。
*優しい人だから優しい色が似合う、というように性格で決めるものだとか。
そんな誤解をされて理解されていることもあるようですが、
本当は、そういったあいまいなものではありません。
似合う色は、人間の持つ色素(肌、眼、髪の色や質感)にマッチするかしないか、で決まるのです。
つまり、その方の見た目(性格は抜き)がどう見えるか?それに対してどの色がなじむか?
という、客観的な情報で判断するものです。
【2】似合う色診断の決め手となる「色素」とは?
色素とは、人間の持つ肌、髪、眼の色や質感のことです。
日本人は黄色人種で肌が黄色く、髪も眼も黒い、とひとくくりにされがちですが、
きちんと比べてみると、意外に微妙に色は違うものです。
肌色もオークル系の黄みの肌から、ピンク肌。
赤みが強い人もいれば、白くて赤みを感じさせない人も。
眼も、真っ黒な瞳の方もいれば、ブラウンやグレーの人も。
髪も、黒髪からブラウン、アッシュの人も。(アッシュは灰色のこと)
*写真は、手のひらの色を比べて見ているところ
そして、色だけではなく、質感も大きく関係します。
*同じピンク肌でも、透明感があるか、パウダリーでマットか。
*同じブラウンの瞳でも、キラキラした輝きが強いか、穏やかで優しい印象か。
*同じ黒髪でも、つやがあるのか、マットなのか。
(これはお手入れの問題ではなく、もともとお持ちの個性の現れです)
こうした、色と質感にマッチするものが似合う色です。
「マッチする」、というのは、「同じ要素を持っている」という意味。
例えば、肌がオークル系であれば、黄みがかった色が似合い、
眼がキラキラしていれば、鮮やかな色が似合う、というように紐づけられています。
ただし、判断が難しいのが、人はロボットのように、全てが同じ色素傾向とは限らないということ。
眼がキラキラしていて、髪もつやがあるけれど、肌はマットな感じ…
となると、鮮やかな色が似合うと言ってもいいのかな?
そんな疑問が出てきます。
いろいろな色素傾向が混在している場合、たくさんある要素のうち、
どの色素の影響が強いのか?を多数決で見ていくと似合う色を見つけることができます。
実際には、色素のチェックだけではなく、
ドレープというカラフルな色の布を使って顔映りの変化をチェックして
似合う色を決めるというのが、一般的な方法です。
【3】ドレープを使って、似合う色を診断する方法
パーソナルカラー診断では、ドレープというカラフルな色の布を
一枚一枚、顔の下にあてていき、顔映りの変化をチェックして、似合う色を診断します。
通常は、100~150色程度のドレープで詳しく見ていきますが、
簡易的に、大まかな似合う色の傾向をチェックする場合は、
20色程度のドレープで診断する場合もあります。
ドレープをあてて、顔映りをチェックすることを、ドレーピングと言います。
下記の写真のような形で色を変えたときに、顔色がどう変化するか?
どの色だと、その方の色素にマッチするかを見極め、選んでいきます。
【4】似合う色と似合わない色の見え方の違いとは?
下の写真は、似合わない色(左)と、似合う色(右)を身につけたときを比べたものです。
顔の印象が変わっているのがわかりますか?
★似合わない色の見え方
顔色が悪く、暗くくすんで見えるので、疲れて見えたり、老けて見られたりします。
また、肌トラブルが目立ったり、赤みが強調され、顔が膨らんで見えたりもします。
また、全身で着たところを想像すると、なじまない、違和感がある、色だけ目立つ、
といった印象を受けてしまい、色のせいでその人の魅力が半減してしまいます。
★似合う色の見え方
頬がバラ色になり、肌トラブルを目立たなくし、美白効果もあるのが、似合う色です。
肌がなめらかに見え、リフトアップ効果もあるので、小顔に見せることができます。
表情が活き活きと見え、明るく美しく若々しい印象になります。
また、全身で着ても違和感がなくなじみ、きちんと顔が前に出て、
その人の魅力を引き立ててくれるという、好印象度アップのカラーです。
【5】自分に似合う色と似合わない色を知るメリット
自分に似合う色と似合わない色を知っていると、どんなメリットがあるでしょうか。
最大のメリットは、色を使って、T.P.Oに合わせて、意図的に
自己演出することができるようになることです。
例えば、似合う色を使いたい場面はたくさんあるのではないでしょうか?
*初対面の人、大事な人と会うときに好印象に見せたい
*仕事のプレゼンや面接で、活き活きと積極的に見せたい
*結婚式のドレスで一番輝く自分を見せたい
*デートのときに、よりかわいく、かっこよく見せたい
*プロフィール写真で、自分の魅力を最大限に見せたい
逆に、意図的に、似合わない色を使って自己演出することもできます。
*PTAの会合や会社の会議で、目立ちたくないとき
→ 似合わない色を着て、目立たない、地味な人になることは可能です。
壁の花になりたいときは使ってみてください。
*あまり気の乗らないお誘いで出かけてしまい、早く帰りたいとき
→ 似合わない色は、顔色を悪く見せるので、
体調不良で早目に切り上げたいときに、外見からもアピールできます。
パーソナルカラーを知ることは、似合う色を使うことだけが目的ではありません。
ときには、似合わない色も使うことで、なりたい自分に見せることもできます。
*自分に似合う色と似合わない色はどんな色か?
*似合う色を身に付けるとどんな印象に見え、似合わない色だとどんな印象に見えるか?
この2つをわかっておけば、上手に色を選ぶことで、色を着替えるだけで、
今、見せたい自分を演出することができます。
なりたい自分を色でセルフプロデュースすることができる。
これが、パーソナルカラーを知る最大のメリットです。
【6】「パーソナルカラーの基本」のまとめ
パーソナルカラーとは、似合う色のこと。
似合う色は、人間の持つ色素(肌、髪、眼の色や質感)に
マッチするかどうかで決まります。
実際には、ドレープを使って、色を変えたときの顔映りをチェックして、
似合う色を診断する方法が一般的です(ドレーピングといいます)。
似合う色は、肌トラブルを隠し、若々しく美しく、かっこよく見せてくれます。
逆に、似合う色は肌トラブルを目立たせ、老け顔、疲れ顔に見せてしまいます。
パーソナルカラーを知る最大のメリットは、似合う色を使うことだけではありません。
自分に似合う色と似合わない色の見え方を知り、
シーンによって使い分け、色でセルフプロデュースできるようになる。
これがパーソナルカラーの醍醐味です。
★似合う色には、スプリング、サマー、オータム、ウインターといった
独特の分類方法があります。詳しいご説明は、こちらのページをご覧ください。
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