介護に効く色使い・ピンクの効用とは? | カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

色彩業界歴25年以上のカラーコンサルタントが、カラーコーディネートのプロになる秘訣を教えます!

カラーコンサルタントの三浦まゆみです。
 

昨日は、介護のお仕事をされている女性と
お茶をさせていただく機会がありました。

 

最初にお会いしたのは、昨年の夏だったのですが、
私のブログを読んでくださっていて、

 

「介護のお仕事の中でも、色に注目してしまうのよ」
 

と、嬉しい報告をくださいました。
 

訪問介護をされているのですが、今介護されているおばあちゃまは、
とってもとってもピンク好き。

 

タオルも、毛布も、身の回りのものを
「みんなピンクにしてね」とおっしゃるそうです(^^)

 

 


ピンクは、私も大好きな色ですが、最近では、
「色が脳内物質の分泌を促すのではないか?」という研究も進んでいます。

 

その研究によると、ピンクは脳内でのドーパミンを増やすと言われています。
 

ドーパミンというのは「快楽ホルモン」と呼ばれ、
人を明るい気持ちにさせる効果があります。

 

そう、恋するときにも分泌されるホルモンです。
恋する女性がきれいになるのは、
このドーパミンの働きも関係しているそうですよ(^_-)-☆

 

介護をされているおばあちゃまが大好きなピンクの効果で
毎日を気持ちよく過ごせることはもちろん、
介護をしている方も、たくさんのピンクを見ながらの時間を過ごすと
一緒に明るい気持ちになれるのは、とっても素敵な環境だな、と思いました。

 

それに、ピンクにはこんな効果も。
 


ピンクは、人の顔色をよく見せてくれる効果があります。
 

洋服を買いに行ったら、ぜひ顔の下にいろいろな色をあてて、
顔映りを見てみてください。

 

パーソナルカラー(似合う色)がどうこうという複雑な話ではなく、
単純に、ブルーグリーンは、顔に反射して、どうしても顔色がくすみやすい。

 

逆に、ピンクは、色が顔に反射したときに、肌色となじみやすいので、
自然と顔色をよく見せてくれます。

 

なので、病院のカーテン(仕切り用の)などは、ピンクにした方がいいし、
患者さんのパジャマもピンクがいいんです。

 

だって、まわりにある色のせいで、毎日見る自分の顔色が悪かったら、
もっと具合いが悪くなっちゃうと思いませんか?
ホント、「病は気から」ですからね。

 

そうそう、こんな商品もあるんですよ。
 

シャープさんが出している、「サクラ色の LED 照明」
 

「快眠」「癒やし」「目にやさしい」がコンセプトだそうです。
 

お部屋が桜色の空間になるのって、ちょっと体験してみたいですね(^^)


昨日、お会いした女性に「介護のお仕事のやりがい」をお聞きしてみました。
 

「最後の時間を、一緒に過ごすことで、いい時間だった、と思ってもらえること。
本当に、明日はどうなるかわからないから、今ここ、を大事にしているの。」

 

と爽やかな笑顔で、お話くださいました。
 

介護される方への向き合い方が本当に素敵ですね!!


昨日お会いさせて頂いた小泉さんは、
「親業講座」というコミュニケーション方法のレクチャーもされていて、
私は体験講座を受けさせていただいたことがあります。

 

子どもとの向き合い方について振り返る
非常にいい機会をいただきました。

 

子どもとの関わりだけでなく、人との関わり全般に活用できる手法です。
ご興味のある方は、こちらの小泉美智子さんのHPをご覧になってみてくださいね。


近日中に、「認知症の症状改善」にも効果があると言われる、
美術療法とアロマセラピーのワークショップのご案内をさせていただきます。

 

美術療法で右脳を活性化する方法
体の深いところまで届くアロマで、体調不良を改善する方法、
どちらのプロのお話も必見です。

 

カラーリストさんで、今後、高齢者向けに講座をやりたい、という方、
ぜひチェックしてください。
カラー+αの知識があると説得力がさらに増しますよ(^^)