パーソナルカラーの結果がスクールによって違うのはなぜ? | カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

カラーのプロになる秘訣&ビジネスに役立つ色の使い方

色彩業界歴25年以上のカラーコンサルタントが、カラーコーディネートのプロになる秘訣を教えます!

 

 

カラーコンサルタントの三浦まゆみです。

「パーソナルカラー診断の結果がスクールによって違うのはなぜ?」
この質問、よくされます。

パーソナルカラー診断にいらっしゃるクライアントさんの中には、

「昔、診断してもらったらサマータイプと言われ。
この間セミナーに出たらスプリングと言われ、どっちが本当ですか?」


と、2つのタイプを言われてどうしていいかわからなくて、困っていらっしゃる方も。

なぜ、スクールによって診断結果が違うのでしょうか?





そもそも、パーソナルカラーはアメリカから伝わったものですが。

日本に入ってきてから、日本人に合う形でアレンジされていったときに、
いろいろな形に派生してしまったんです。

なので、華道の世界の、◯◯流、といった感じで、流派によって、
似合う色の分類方法や似合う色の診断方法が違うので、
スクールによって診断結果が違うということが起こるんですね。

例えば、似合う色の根拠となる人間の、眼や肌や髪の色素をチェックするときに。

・肌の色が黄色っぽいオークル系なら、黄みがかった色が似合う。

・肌の色がピンク系なら、青みがかった色が似合う。


という、判断をするところもあれば。

・肌の色だけでは決められないので、眼や髪の色もチェックする。

というところもあれば。

・さらに、色には、色みの違い(黄みか青みか)だけではなく、
明るさや鮮やかさも関係するから。

肌色の色みだけではなく、肌色の明るさ、暗さ、
透明感があるかマットか(鮮やかさの基準)も含めて判断する。


というところもあります。

色素のチェックポイントが違えば、結果は必然的に違いますよね。

あるいは、似合う色診断用のドレープ(カラフルな色の布)を顔の下にあてた時。

そこでは、ドレープの色によって顔色が変化するのですが、
そこで起こる見え方は、誰が見ても一緒のはずです。

でも、その変化を「良い見え方」とするか「悪い見え方」と判断するか、
その基準が違えば、結果が変わります。

例えば、もともと肌の白い方が、あるドレープを当てたら、より色白に見えたとします。
その判断の基準として。

・顔色が明るくなるので、美白効果があって、この色は似合う。

と判断するか、

・もともと色白なので、これ以上白く見せると顔色が悪くなるので、この色は似合わない。

と判断するかで、似合う色は変わりますよね。



というように、スクールによって、診断の時に重きを置くところが違うので、
パーソナルカラーの診断結果が違う、ということが起こるんです。

ちなみに、一番困るパターンは何かというと。

カラーリストがそのクライアントを見たときのイメージで決めている、とか、
直感的な感覚でパーソナルカラーを判断する、というパターン。

そうなると、そのときのカラーリストのコンディションで結果が決まるので、
基準軸が定まらず、クライアントにもそれが似合う理由がちゃんと伝えられないので、
クライアントが納得できなかったり、実際に色を選べなかったりすることが多いのです。

ぜひ、診断を受ける際にカラーリストに聞いてほしいこと。

「なぜ、この色が似合うんですか?」

と、ぜひ根拠を聞いてみてください。
それにちゃんと答えられるのが、良いカラーリストの基準です。

逆に言うと、これからパーソナルカラーリストを目指す方は、
それを似合う色だと言うだけの根拠を、きちんとクライアントに伝えられなければ、
信用してもらえないと思って仕事をした方がいいですね。

例えば、「他では診断結果が違いました」と聞かれたときにも、
それはこういう理由です、と答えられる必要があります。

これから、パーソナルカラーリストを目指して学ばれる方は、
ぜひ、「似合う色の根拠」を明確に教えてくれるスクールを選んでくださいね!

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「最近、スクールでパーソナルカラーを勉強して卒業したけれど、
まだまだ一人で仕事をするのが不安。
パーソナルカラーの診断力を強化する勉強会はありませんか?」
とよく聞かれます。

ということで、只今、「パーソナルカラーの診断力アップのための勉強会」を企画中です(^^)
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