カラーコンサルタントの三浦まゆみです。
突然ですが、問題です。
以下の中で、人間と同じように色を見ることができる生き物はどれでしょうか?
① 犬
② 牛
③ 虫
答えは。
③の虫です。
犬も牛も実は色が見えていません。
モノクロの世界に生きています。
では、盲導犬はどうやって信号機の色を見分けているかというと…「上下」とか、「右・中央・左」とか、位置で見分けています。賢いですね!!
では、闘牛で赤い布を牛の鼻先に当てているのはなぜかというと…あれは牛ではなく観客である人間が赤を見ると興奮するから。
牛は色が見えないので、鼻先でヒラヒラする布にイライラして向かってくるのです。
では、虫はというと…色が見えています。
私たちの目を楽しませてくれる、色とりどりの花達。
これは、人間のために色が付いているのではなく、虫に発見してもらって蜜を吸いに来てもらうための、いわば「仕掛けの色」。
花は、虫の力で受粉して種ができるので、花の色は子孫繁栄のための必然の色なのです。
花の色から、「思わず目がいく色合せ」を学ぶことができます。
例えば、パンジーの黄色と紫。
赤いバラも、葉のグリーンがあるからこそ、色鮮やかな赤の印象が強まります。
黄色と紫。
赤と緑。
オレンジと青。
この組み合わせは、反対色としてとても「目立つ」「きわだつ」配色です。
広告などで、この配色を使うと「思わず目がいく」ので、読んでもらえます。
例えば、こんな感じ。
片方の例を指で隠して、見比べてみてください。
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下の方が目立ちませんか?
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こちらも下のほうが目立ちませんか?
反対色は、思わず目がいく色合わせです。
ただし、面積比には注意してください。
1つ1つの色が強いので、同じ面積にするとケンカします。目がチカチカします。
必ずどちらか片方を大きく、どちらか片方を小さくして、バランスを取ってください。
重要なポイントです!