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7つの習慣よりご紹介しています。
スティーブン・R・コヴィー著
スティーブンはさらにこう言っています。
「農場で場当たり的な詰め込め主義で作業することの愚かさを考えたことがあるだろうか
春に種まきを忘れ、夏は遊び呆けて、秋になってから収穫を得るために必死になって頑張る。
農場は自然のシステムである。
必要な勤めを果たし、作業を行わなければならない。
蒔いたものしか刈り取ることはできない。
そこに近道はない。」
人の成長も人間関係も自然のシステムであり、この農場の法則が支配しているといいます。
短期的な人間関係の中では、個性主義を利用し、良い印象を与えておくことはできるが、長期的な人間関係においては、2次的なものだけで永続的な価値を生み出すことはできないとスティーブンは言い、そして、本当の誠実さや人格の良さがなければ、人間関係において何か問題に直面したとき、本当の動機が表れ、その結果、今まではうまくいっていた見せかけの成功もだめになってしまうことがあると言います。
ウィリアム・ジョージ・ジョーダンは次のように表現しています。
「あらゆる人の手の中に、善または悪を行う巨大な力が委ねられている。
それは、その人の人生そのものが周りに与える影響である。
どう見せかけるかではなく、本当のところ、あなたはどうあるかが常に周りに発信し続けているのだ」
永続的な幸福と成功を支える基本的な原則を自分の中に深く内面化させることが大切になってくるのですが、それには、まず自分たちの持つパラダイムを理解し、転換させる必要があると言います。
このパラダイムという言葉は、ギリシャ語に由来しているそうで、一般的に言えば、パラダイムは世界を見る見方であり、私たちの認識、理解、解釈を決めるものであるそうです。
周りの人との接し方もパラダイムによって決まり、自分は客観的かつ正確に物事も見ているつもりでも、他人もまた、鮮明かつ客観的に全く違った見方をしているといいます。
スティーブンは言っています。
「人は、物事をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままに(条件づけされたままに)世界を見ているのだ。
物事を説明しようとすると、それは結果的に自分自身、自分の知覚、自分のパラダイムを説明しているにすぎない。
そして自分の意見に相手が賛成しないとなれば、すぐにその人が間違っていると思ってしまう。
しかし、誠意がありかつ知力に恵まれた人たちでも、それぞれの経験というレンズ(パラダイム)を通して、同じ事実について異なる見方をするのである」
今日はここまでです。
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