読んでいただきありがとうございます。
「よく「遊ぶ人」ほど成功できる」 フォレスト出版 著者 佐藤富雄
より続きです。
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さて、それでは今日もネオテニーについて書いていきます。
ネオテニーを復活させ脳の新たな成功回路を作ることができれば、脳がもっている潜在能力を存分に開花させることができると言います。
例えとして
子どもと一緒に釣りに行くお父さん。
「子どもは遊べば遊ぶほど成長する」ということを体験から知っていて、趣味として自分も一緒に釣りに行くというよりも、子どもと一緒に遊ぼうとしているのだと思う、と佐藤さんはおっしゃっています。
ここで、まず釣りという遊びを通してベータエンドルフィンが増える。
そのうえ、子どもにも喜ばれ尊敬される。
さらに、一緒に子どもと遊ぶことで、自分の中にあるネオテニーを引き出すことができる。
釣りは待つことに醍醐味があり、場合によっては何時間も待たなくてはいけないことがあります。
しかし、その時間が退屈なわけではなく、待つ時間もわくわくすると言います。
そして、水の音、空気などから解放感を味わいます。
そして全身の神経を手元に集中させます。
例え逃がしてしまっても、魚が引く手ごたえをくっきりと記憶しているので、「かかった!」という興奮で、記憶は見事なほど鮮やかにインプットされると言います。
そのような体験を繰り返していると、脳は「チャンスは必ずくる」と確信を植え付けられ、「次はうまくいく」と前向きな意識が育ちます。
それは、チャンスが来ることを待つことの楽しさ、成功をつかみとろうとするワクワク感が、脳に大きな快感を与えるからといいます。
そして、この快感があると、様々なところでチャンスを探し出そうとする「アンテナ」が出来てきます。
脳の中のRASという神経系が働いて必要としている情報を収集する能力がアップするというのです。
このRASは、大脳全体を取り巻く神経組織で、目的を達成しようとする自律神経系に、必要な情報とそうでないものとを分ける働きをします。
つまり、外に出ると、求めていた情報がまるで吸い寄せられるかのうように集まってくるというのです。
「成功脳」をつくるには、このRASが拾ってくれるという確信を脳にインプットしなくてはいけません。
また人は恋をすると、子どもに返っているそうで、キスを交わすのも、フロイトが言う「口唇期(赤ちゃんがおっぱいを飲んでいるときに覚える快感とよく似たものだと考えるとわかりやすいでしょう)」の快楽をむさぼるためです。
人を愛したり、人から愛されたいという思いはネオテニーそのものだと言います。
そして、恋は生命力の起爆剤で、恋をしているときの脳は開放系になっているようです。
快楽ホルモンは惜しみなく降り注ぎ、生きていることが楽しくて肌、目の輝きも変わってきて、普段思わなかったことも出来そうな気がしてきます。
恋をすればするほど、仕事がうまくいき、疲れ知らずになる
そう実感をもつことが出来るようになる。
このとき、脳は新しい思考回路がつくられています。
そして、自分はこの程度と思ってしまう限界を、恋をすることで超えていけるようです。
男性は、男として自信が強まり、頼りがいのある男に成長し、仕事もばりばりこなせるようになりますし、もっと大きな成功をおさめたいと向上心が芽生えます。
人生の転機には決まって恋をしていたし、だから思いきった決断が出来た
と大きな成功をおさめた男性の多くがこう語っているそうです。
ネオテニーの大切さが十分わかったと思います。
ネオテニーとベータエンドルフィンは「成功脳」をつくるために絶対に欠かせない要素だと言います。
それでは次回、そのあたりを詳しく書いていますね。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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