アオスタの町を望む 

 

 まもなく開催される冬季オリンピックの開催地トリノ。

 現地はオリンピックの開催にわきながらもテロの警備等で選手も観客も大変なことだろう。

 EU圏内から空路移動してくる人たちはミラノ・マルペンサ空港からトリノに入るのだろう。

 そんなオリンピック開催地トリノのことはちょっと横に置いて。

 

 日本ではあまり馴染みがない町アオスタ。

 アオスタは紀元前二十五年にローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスが造った。

 

   

  

 <アルプスのローマ>、と呼ばれるほど、ローマ時代の遺跡が多く残されている町でもある。

 町外れにあるアウグスト門は当時の凱旋門。

 皇帝アウグストゥスのために作られた町がアオスタでありアウグスト門なのだ。
 先に空路北イタリア入りするならマルペンサ空港からと書いたが、遥か古代にはこの町がアルプス越えの重要な拠点となったのだった。

 

 イタリア側からモンテ・ビアンコ(モンブラン)を見てみたいものだ。