先ずは石舞台に行きました。昔仕事でこの付近を訪れた時に、職場の長老に石舞台の存在を熱烈に紹介されてからと言うものの、その存在は脳内に強烈に焼き付いたままであり、非常に長い間常に心に引っ掛かり続けている何か厄介な違和感らしきものであり続けていました。
今回の小旅行は自分の意識の奥底に棘のように刺さり続けていた何か引っかかる違和感らしきものを取り除く作業を兼ね備えた癒しの旅であったとも言えるでしょう。


15年程前に長老に紹介された時は、当時の私の未熟な見解ではこの遺跡の価値が全く理解できませんでしたが、現在は昔よりは少しは成長したせいか今回訪れることによりその凄味が幾許か体感できました。
有り得ないほどの大きな石を重ねたその遺跡は、言葉で表現できない何か神々しい雰囲気を放散していました。
石舞台だけではなく、周辺の雰囲気も何か日本昔ばなしに登場しそうな感じでまさに古代大和そのものでした。
辺りの風景からは当時の面影がところどころ残像感のように浮かんできます。
石舞台を訪れた後に、飛鳥寺に立ち寄りました。歴史街道のような古く狭い町中を抜けて辿りついたのは由緒ある美しい寺でした。



寺の境内を奥に抜けて八十メートルほど向かった先には蘇我入鹿の首塚がありました。多くの参拝者が手を合わせていました。

後に吉野の方に向かい、吉野の幾つかの駅に立ち寄り今回の旅路は終りを告げました。心の奥底の違和感は旅の道中に置き去りにしてきました。

