⚾️臨時で野球観戦ジャンルへ編入させていたさきます⚾️
このタイトルは走力とか打力とかそういう選手側のアングルではなく
もっと基本的な
走力や打力や投げる能力や守備の技術や判断力などのもとになっている
野球というスポーツについて感じたことです。
そうじゃないかもしれないけど今はこうおもいます。
1.感情
展開が流れていくサッカーやバスケと比べて
野球は静止する時間のほうが長く,瞬間的なプレーが断続的に続くので
考える時間がたくさんあります。
感情がプレーに与える影響が大きいので
弱いチームだとしてもすごい強いチームを相手にして
たまには勝つことができています。
野球って
観戦するファンも野球を知れば知るほど,
一球一球ごとに,すこしづつ感情が変化するスポーツですよね。
まして選手は本人でその立場にいるわけなので
感情の振れ幅がファンのそれとは比にならないとおもいます。
どのレベルでも野球をしたことがあれば
打席で初球をむかえるとき,
1ストライクまで,2ストライクになってから
で
感情が微妙に変化していくのを体験しているでしょう。
マウンドでもそれは同じです。
感情を上手にコントロールできれば
すばらしいパフォーマンスを発揮できるし
マイナスの感情に負けてしまえば
普通はしないような低いパフォーマンスにおちいるかもしれません。
2.タイミング
目的を達成するにはどういうタイミングでするべきか
これは選手自身の体力や体格よりはるかにボールの行方や試合の結果に影響します。
打つ技術
投げる技術
走る技術
盗塁のスタート
クロスプレーでのタッチのしかたやかわしかた
選手は五感の全てをタイミングに集中し
その場面で求められている動作を最もちょうど好いタイミングをとらえた人が
記憶に残る印象的なプレーを成し遂げます。
それだけでなく
試合の中で起きる出来事もタイミングで意味が大きく違ってきます。
試合前半でランナーノーアウトか1アウトでランナーが3塁にいるときの
平凡な内野ゴロや外野フライやダブルプレーまでもが
終わってみれば決勝点を産み出していることもよくあります。
でも回の先頭バッターがゴロやフライを打ってもほとんど益はありません。
野球はタイミング
いつそれをするか がとても大切なスポーツ。
野球は実力によって参加するリーグが決まったり勝ち進む同士での対戦となって
多くの場合互いの実力が拮抗しているため
全てのタイミングが絶妙であれば接戦/好ゲームになりますが
だれかのタイミングが最善でなければ
勝敗さえも左右してしまうことがあります。
3.ボールのゆくえ
球技の規準はボールにありますよね。
野球も,どういう打ち方や投げ方
いろんなことがおきるとしても
結局
決め手になるのはそのボールがどうなるかということ。
最初にボールの行方に関するルールがあって
それを基準にして
なにをすれば
なるべくそのボールがどのくらいの速さで誰に/どこにどう進むと
自分のチームの得点につながるようになるか
そのためにどんなふうに投げたり打ったりすればいいか
が
理論や形をつくり
一流選手のさまざまな動作が完成してきてるのだと
いうことですよね。
でもどんなにその流儀を尽くしても,
選手や自然の法則の要因で働いたなんらかの物理法則が
選手やファンの気持ちをもてあそんでボールを気まぐれに動かすことがあり
その瞬間が決定的な変化をもたらすなら
ファンの間で何十年も語り継がれる伝説になることもあります。