歓迎來<(_ _)>

平穏で静かな日々。。。

それはなんと

儚くて慕わしいのでしょう。。。

 

 

おしごとで出た先の駅から帰るとき

通過列車が來る

という

アナウンスと

ジェニックスポットがあったので待っていたら

たまたまやって來た事故の二日前のプユマ…

 

 

 

 

 

同じ編成かどうかはわかりませんが

なんか…

もしかしたらこの編成かも…という気がして。。。

 

 

このテキストでは先回につづいて台湾で報道されたプユマのことをかいています。

台湾では 三日目 四日目になっても トップニュース…

ボクもさすがにこのできごとはショックすぎて

まわりの事故と直接関係ない台湾の方々もとってもショックを受けています。

 

家族を亡くした人たちにとって

特急プユマ号

鉄道そのもの

さえもが

名前も聞きたくない姿も見たくない存在になってしまうことも

とっても悲しくて。

 

新聞報道は

台湾鉄道 恐怖の七曲り 

とかいうタイトルの

今回のような脱線がいつでも起きうるかのようなイジメテキストを掲載し

台湾鉄道の七つのタイトなカーブの紹介をして

鉄道が大変危険なものであるかのように描き始めています。

これまで長い間 それらの場所で何も起きていないことは

事実と記録が証明しているのに。

 

その

同じ日の新聞には

いつものように

今日も

乗員全員が亡くなったヘリの墜落や

高速道路のトラックの炎上に巻き込まれたクルマにのっていた家族のニュース等

多くのヒューマンエラーが報道されています。

ボク自身

さきほど まさにたったいま

交差点に爆速で突っ込んできたトラックにはねられるところでした。

 

鉄道が危ないのではなく

科学技術の進歩にふさわしい質で人を教育しきれない

そして

実質的には資格のない人たちが分不相応大きなものを扱っている

この社会そのものが危険なのではないかと。

 

 スクーターでちゃんと交通法規を守らない

事故がそこかしこで頻発している社会

鉄道だけはちゃんと運行できる

期待することができるでしょうか。

数年前に半年で国内線の旅客機が二回も墜落したのです。

 

実際

台湾では子供だけにしておいてはいけないという法律があり

小中学生は親が登下校を送迎します。

日常生活に危険がそれだけ多いということです。

 

もうこれは

鉄道が危険だとか

誰かを責めるのではなく互いに助け合うべき状況。

 

なにやってるんですか台湾鉄道!

ではなく

がんばろう台湾!

なのでは

ないでしょうか。

 

あ。あ💦

一個人のボクが社会がどうだとか言うのも分不相応ですね。。。<(_ _)>

このテキストも

ハッシュタグをつけたくない内容です。

ひっそり。。。 

少なくともあなたに読んでいただければそれが感謝です。

まして

でかけていって

現場を撮影するとかそういう

日本の鉄道ファン全体の名誉棄損になるようなことは

しておりませんのでご安心ください。

ただ

報道されていることをみて感じたこと

まとめておこうとおもいます。

 

 

雪の結晶

 

台湾鉄道(TRA)安全調査委員会や交通局?よくわからないけど

そういう方々に加え

台湾政府は15名からなる特別調査委員会を設けた。

きのう現場を訪問し

調査の方向性と

他の編成のプユマの運行を事故原因がはっきりするまで停止するかどうか

話し合い いろいろ調査をしておられる。

 

民間ではシートベルトに関しても意見が交わされています。

これまでにも高速鉄道での脱線があると

このテーマでのいろいろな研究がなされてきたようですが

脱線でも 負傷者ゼロということはよくあり

高速鉄道の場合は万が一高速走行中に脱線するようなことになれば

(ふつうはないはずだけど)

衝撃は破壊的で

シートベルトはかえって身体にとって危険に作用することがわかっているので

普通は高速鉄道であても導入されていない…

むしろ前後のシートそのものに衝撃を和らげる工夫がなされている

というような’説明が多いです。

でも100km代であればクルマもそうだし

もっと速い飛行機もシートベルトがあるのになんでなんでしょうね。

 

雪の結晶

 

18名が亡くなり190名が負傷。

TRAは亡くなった方のご家族に

10万元(約40万円⇒以後…×4円でご推察ください)

負傷された方に5千元を捧げた。

 

亡くなった方のご家族には落ち着いてからさらに

530万元x亡くなった方の人数

負傷された方には程度に応じて最高240万元までの範囲で補償金が捧げられる。

 

事故現場周辺は時速40キロに減速して単線で運行再開。

総統は三日で全面復旧するように指示している。

でも損壊は架線と架線柱や新馬駅のプラットホームにも及んでいるので

そこそこの時間がかかるのではないか。

いや もっと 時間がかかったほうがいいかも。

そもそも

原因が車両なのかATPの故障なのか個人のヒューマンエラーに過ぎないのか

はっきりわかっていないし

見通しの悪いこんなカーブにある駅を

75だか85で通過するほど急ぐべき何がこの線路の向こうにあるというのでしょう。

 

仮に個人のヒューマンエラーであるとしても

個人のヒューマンエラーだけでこのような大惨事が起きること自体

20世紀に起きた多くの大事故から学んできたはずの

21世紀の鉄道

あってはならないこと。

全面復旧はそれを解明して必要な改善をとってから…では?

 

 

車内では

台東で普通に家に近い漁場でイセエビを捕って暮らしていたら

人生の後半にイセエビの価値が台湾社会で高く認識されはじめるというラッキーな展開で

漁師から身をおこし

評判の良い海鮮レストランを経営するまでになった

親方(66)が家族親族友人ら16名を率いて

台北での娘の結婚式へ参列し 父親として誉れある印象的な一日を過ごした後

ゆっくり帰るため滞在を一日延ばしてこの列車に乗り

兄弟姉妹や息子夫婦と酒などを酌み交わし余韻を楽しんでいた。

息子夫婦は二人の小学生の子供を連れていた。

また 

若い女性教師たちに引率された中学生のグループが南韓のイベントにでて

飛行機で無事に台湾に帰国し

このプユマで台東への帰路についていた。

先生やこどもたちは台北に無事に帰ってきたことを携帯電話などで連絡し

それぞれの家族は

駅まで迎えに行って再会するのを楽しみに準備をしていた。

 

列車が何度か停まってはスピードを上げて走り出す

ということを何度か繰り返していたがさしてきにもとめていなかっただろう。

日本の鉄道ファンなら異常に気付いて車両後方に移動したかもしれない。

 

運転士はブレーキ油圧や動力の異常を複数回通報したが

日曜日の夕方

観光路線にある国内の長距離列車が最も忙しい時間帯。

走りながら原因を探れ

指示されたと報道されている。

 

運転士は

ATPが何度か効いてて運転できなかったので

ATPを切った。

台湾鉄道はATPを切る場合は二人で運転席に入ることにしていたが

この運転士はおそらく

援助を要請して大幅に遅れると単線区間で多大な影響が出ることにプレッシャーを感じたのか

その内規を実行できず

すでにATPの作動で遅れ気味だったのを気にしたのか

ATPを切ってスピードをあげていた。。。

自分で速度の加減を調節できればよかったけど

運転士は目測を誤ったのか・・

なんとか左カーブを抜けているがそのままS字に右カーブ

75㎞/hに減速しているべきエリア

おおよそ140km/hで攻めてコースアウトしていった。。

 

救援は夜を徹して行なわれ

近くの医師や看護士その他の善意ある人も自主的に加わり

医療や軽食や飲料が提供された。

 

翌朝

先生やこどもたちの遺したスーツケースが

復旧作業の進む事故現場駅のプラットホームにきれいに並べられていた。

 

南部から遺族が駆けつけただただ泣き崩れた。

国有鉄道でおきた大惨事に

総統も慰問に訪れ

遺族の手を握って慰めた。

 

遺族は涙を流しながら

’’楽しい結婚式が悲惨な葬式に豹変してしまいました’’

’’どうして東部だけがいつもこんな目に合うの?

東部では列車の中にいても安全はないの?’’

’’なぜイベントに参加しただけで子供たちがこんな姿にならないといけないの!?’’

’’私は一瞬にして両親と子供たちを失ってしまいました…’’

それぞれが

もう落として割れてしまった心のかけらを力なくひろいあつめ訴えていた。

 

【小巨砲】と呼ばれる

台湾ではちょっと有名なホームランバッターの中学生も

病院で生死の境にいるという。。
 

運転士は56歳男性。

現在は週末だけ応援で運転業務に入っていたものの

副主任で経験も十分積んでいたが

自分の経験と能力に頼って行動してしまった。

 

とっても後悔しておられるだろう。

かわいそうに…

 

雪の結晶

 

この事故で19名が死の眠りにつきました。

 

即死や意識不明で病院に搬送された方がほとんどで

この事故に巻きこまれたことに気づいてすら

おられないでしょう。

 

せいしょをみると

その方たちひとりひとり

創造者である神さまが完全に記憶しておられ

将来そうしてもよくなったとき

再び死の眠りから覚めるようにしてくださること

がわかり

とっても感謝できて慰めも感じます。

 

でも

遺族の方はきっと

今すぐあえるわけではいので深い悲しみにつつまれています。

ボクは亡くなった方の家族ではなく

この出来事を 鉄道ファン とか 台湾の人が好き という立場からみて

勝手にショックを受けている未熟者にすぎず

遺族の方々のショックと悲しみの大きさや深さは想像しきれません。

 

 

雪の結晶

 

 

 

ガンバレ LOVE&PEACHLOVE&PEACHLOVE&PEACH ガンバレ

 

 

台湾

 

 

 

雪の結晶