私が学校側の対応に対して感じることは、約30年前の私の中学時代の時と全く変わっていないということです。
私が中学3年生の時、同級生がスクーターを盗んで、キーの所を細工して、皆で暴走したのです。「友達の家に泊まるねん」って親に言って家を出ていき、夜中に集合しての犯罪でした。
当然、警察に捕まって、学校に通報されます。当時の先生の対応は、私達生徒には全ての事情をお話して頂いたのですが、問題の生徒は確か1日校長室で缶詰状態(だったと思います)、私達は1日ホームルームです。結論の出ないホームルームって、かなりキツイ1日です。
まぁ、それはそれで良かったのでしょう。
でも、担任の先生が言った言葉「絶対、誰にもこのことは言ってはいけません」と言われました。
私達の殆どが純粋に守りました。それは仲間がマスコミの餌食になることを避けるためだと理解していたように思います。子供だから忠実に守りました。親にだって言わなかったのです。
その後、半年以上になって母親が「バイクを盗んで暴走してたって事件があったん?」って聞いてこられました。否定はしませんでしたが、内容は話していません。親の方でも問題として上がっていたのでしょう。
今思うと、保護者の方々には話した方が良かったのではないかと思うのです。一人の子供が犯罪を犯すということは、真似をする人間が今後出てくるという意味があるのです。大いに反省をするべきだったし、皆で考える機会でもあったと思うのです。
今回の大津市の教育委員会の対応を見ていると、本当に当時のことを鮮明に思い出します。
そして、あのような対応をした当時の先生は、現在、大津市の教育委員会のメンバーの年齢ぐらいになっているのです。橋下大阪市長の仰るように、教育委員会を改革することが私としては望ましいと思っています。