4072671118 おひとりさまの更年期―あなたを救う心と体の処方箋
田中 奈保美
主婦の友社 2009-06-30

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 この本を読んで確信したこと「私は更年期かもしれない」。そして密かにネットで病院探しを始めました。それが先週の月曜日の休暇の時。誰かに相談したくても出来ないし、親なんて勿論出来ません。こういう時って本当に「ネットって便利よね~」ってことになります。

 大阪駅近くのある産婦人科を見つけ、まず最初にネットの掲示板で相談。こういうところが「親切だなぁ」と感心した所。出産以外にはかなり勇気がいるところであり、「こんなんも診てもらえるのかなぁ」と不安にもなるから、メールとかで前もって相談できるといのは本当にありがたいです。掲示板にレス(書き込み)したら翌日の朝には返答があり「更年期の可能性あり、一度受診して下さい」とのこと。だからこそ行く勇気が持てたんです。

 水曜日に病院を探したけれど見つからず、木曜日に見つけたけれど、お休みなので金曜日に受診。午後6時前に受付を済ませた時には患者数が少なくて「こんなもんなんだぁ」と思いながら問診票に記入してたら数分後には若い女性がドンドン入って来るではないですか。これにはビックリしました。

 よく考えると人気の秘訣が良く分ります。院長が女性であること、立地条件が良い(駅に近く、看板もなく、雑居ビルで夜営業している店もあり産婦人科へ行く人なんて分からない)、ホームページが充実しているなど。入ってみて分かったことですが、受付の方は「本日はどの様な御用件で」なんて絶対に尋ねない(大きい病院ほど大きな声で受付で聞いてみたりするもんだよね)、問診票が充実している(一番下の所に何でも書いていい所がある)、診察内容が外に漏れない(ある病院では中の待合にいたら丸聞こえの所があります。それも産婦人科。)。

 実は産婦人科は初めてではないんです。約20年前、不正出血で受診しました。当時のことを思い出すと、本当に医師や看護師、事務員に至るまでレベルが高いです。それで保険が効くのです。少子化のために産婦人科が減ったと聞くことがありますが、対応次第では儲かる医療だし需要もあるのだと思いました。

 問診票にかなり詳しく書いたので、生理のことを中心に尋ねられました(生理日のノートを付けていて助かった)。私は「更年期」のことを中心に進めるものと思っていました。まず癌を疑うんですね。子宮内の映像も見せて頂きましたし、子宮頚癌の検査もして頂きました。生理中だったこともあり小さな子宮筋腫が沢山あるとのこと。あと10年間は定期的に検査をしないと突然大きくなることがあるので要注意とのこと。知らなかった・・・子宮筋腫なんて他人事だったのですから。その後、生理中だから丁度いいとのことでホルモンの量を検査していただくことになり採血。

 昨年の7月初めにホームセンターで気分が悪くなり(目まい、動悸)、自動販売機で水を買った辺りからの不調。冷え、疲れ、肩こり(その後、定期的にマッサージに行くことになる)、生理の出血量と日数が極端に少なくなる、イライラ感が毎日ある、やっていた仕事を忘れてしまう、チョットした物忘れが出てきた、朝起きると右手の強張りがある(後に改善したが、ペンを使っている時に時折ヘンな方向へ動くことがある)、思考回路がおかしくなった、表情がサランラップに包まれたような感じで自由に出せなくなった(8月の中頃から)、鬱症状がとれない、仕事が嫌になった、外出が億劫、食事が美味しくないし食べ過ぎるとお腹が痛い、何もしたくない・・・。本当に更年期だと思う。救いは年齢が若いことだけ。でもそれも例外ではないので該当する可能性がある。

 10日後に結果が出る。どんな結果になっても、本にある通り、自分の転換点だと思って、仕事を変える、人生を変えることになるでしょう。まず、勇気を持って上司に相談しないといけないでしょうね。42歳の転職はキツイしなぁ。それと治療方法の選択も難しい、「自分はこの先どうやって生きていくのか」が問われるから。「年だからと全てを諦める」のか「オンリーワンになれる」のか。人生の岐路に立ったんでしょうね。

 皆さんはどうやって乗り越えるのでしょうか。一度お聞きしたいです。


追伸:

更年期障害って見方を変えると「やる気がない」とか「気が緩んでいる」と言った偏見めいた感覚で見られたりしませんか?だからこそ一番苦しい時に相談も出来ないのではないかと思うのです。何でもいいので、メッセージをいただけませんか?