昨日の朝日新聞の朝刊を読みました。理路整然とした内容で、決して悪い内容では無かったです。だからと言って清武氏が悪い訳じゃないと思うのです。
渡辺会長と言えば、江川氏の入団の時、桑田氏のドラフト1人指名の時などのブラックなイメージがどうしても付きまとってくるのです。何か巨人軍って何時も黒いイメージがあり、球団の中でも別格扱いで、関西人にはウケが悪いです。私が一番「汚い」と思っているのが新浦氏に対して「ドラフトまで待てないから、韓国人なので高校を卒業するまでに獲得した」ってことが許されないですね。高校を退学させてまで獲得するなんて信じられませんでしたね(私が知ったのは大橋巨泉のgive me a breakで)。でも、理屈から言うとOKなんですよね。法の網の目を上手く潜ったんですから。
オリンパスの事件も日本の企業倫理から言うとOKだと思うのです。但し、法律の面から言うとグレーではあると思うのですが。これも又、上手く法の目を潜ったんです、今までは。
今は日本の価値観では計ることが出来なくなったんだと思います。今までは日本人の幅広い年代の方から意見を聞けば、それなりの答えがあったし、納得もして貰えたと思います。オリンパスは外国人の感覚から見てNO!と言われたのです。多分、清武氏はアメリカの球団経営を学んでNO!とおっしゃったのではないかと。それだけトップに立つ人間の状況が難しくなってきている証拠では?
先日の大阪のダブル選挙と同じように、古い価値観と新しい価値観が衝突している状態だと思うのです。今までは渡辺会長の御意見が御もっともであっても、今後は難しくなるでしょう。ただ、夢を売る商売だから見っともないマネはして欲しくないです。