ウイリアム王子とキャサリン妃の結婚式は本当にステキでした。イギリスって何てカッコイイんだろう?国自体に品があるのでは?
 その秘密を私なりに考えてみました。
 イギリスの旅行で感心したことがあります。例の超格安旅行(約20年ほど前のことなので、今と事情が違ってるかもしれません)のお話の続きですが・・・
 私達はとにかくドケチ旅行をしていまして、1日乗り放題の地下鉄のチケット(90ペンスだったかなぁ)を購入して、毎日、博物館とか美術館とかを見て回ってました。日本の美術館とか博物館と違って、何てったって「安い」。大英博物館は入場料無料(当時)で、言語別のパンフレットを購入しないと説明が英語ばっかりで分からないので困るから、結局購入してしまうから、それが事実上の「入場料」になると思いますが、それでも1ポンド(当時だと200円ぐらいかなぁ)だったと思います。それも私達は二人で1冊買いましたが。公立の美術館だと無料の所も多く、有名な作家の絵も見られるんですね。それとトイレがキレイで安心できるし(外国は有料トイレもある。ヤバイ所だと命の安全上、有料のこと利用した方がいい場合もあるそうで)ってのも観光するのに良かったです。
 その美術館での出来事で、大変感心したことがありました。日本の美術館では有名な絵画があると警備員さんが物々しくいたりしますが、イギリスではエリアの隅々に学芸員さん?が姿勢を正して座っているだけ。喋ったりせずに。女性の場合はエリザベス女王がよく椅子に座っている時に足首をクロスされていますが、そのような綺麗な座り方で姿勢を崩さず座ってらっしゃるんですよね。本当に感心しました。
 それと私達が平日の午前中に行っていることが多かったせいか、幼稚園か保育園児ぐらいの年齢の子供が多かったです。有名な絵画の前に体育座り(三角座り)で縦横升目のようにキッチリ座って学芸員さんの説明を聞いているんです。それも私語がなくて正直「スゴイ!」って感心しました。学芸員さんは何をお話しされていたのか分かりませんが(私は全く英語は出来ません)、モネとかの超有名絵画を前に授業を受けているのですから、難しいこと教えているんだろうな~ぁ。
 紳士淑女の国、イギリス。その原点が小さい時からの教育なのかもしれないと感じました。だからお二人の結婚式、カッコ良かったのかしら。