「いらなくなったメガネを寄付してください」と社内メールで送られてきまた。
 ようやく休みがいただけたので、メガネを探しました。とりあえず3つあるはず・・・でも2つしか見つからず・・・何とかしてもう一つも探さないと・・・今日見つかりました。
 何故、必死になってメガネを探すのかというと、産経新聞のある記事を読んだのを思い出したからなのです。
 戦争体験のお話でして、ある隊員が上官のイジメでメガネを潰されたのだそうです。相当な近眼の方だったようで、その後、戦場の過酷な状況で生きる気力を失ってしまい、そのまま亡くなってしまわれたそうです。ド近眼の私にとって、そのことは本当によく分かるのです。老眼はなくなったら字が読めないけれど、普通の生活は何とか出来ます。ド近眼は自分のまわり50センチまでが何とか自力で見える範囲で、ボンヤリと見えるところは平面的に見えますので、全く距離間がつかめません。手探りで歩かないといけないので動作が遅くなります。生きるか死ぬかの場面では間違いなく生き残れないと思います。
 本当に困るのは、視力0.1迄は手頃な値段でメガネを購入することができますが、その後視力が落ちる度にレンズ代が高くなります。硝子レンズが重くなってきて鼻に当たっている部品のところが青く(ほぼ内出血)なってしまいます。そうなるとプラスチックレンズになるのですが、ド近眼の場合は相当分厚いので、圧縮レンズにします。これが結構高価。
 津波でメガネをなくされた方は本当に困っていらしゃると思います。コンタクトとはいっても、衛生状態を考えるとメガネすよね。
 少しでも生きる希望を持っていただけたらと思い、会社を通して寄付させていただきました。