最近、善意の寄付で話題になっている『伊達直人』。一口に『タイガーマスク』と言ってしまえば皆さん何となく納得されますよね。
 でもプロレスのヒーローが恵まれない子供に寄付をする『タイガーマスク』の魅力はそれだけじゃないのではないかと思うのです。梶原一騎作品に共通するのは『男の美学』だと思います。ベースには戦う男の姿があり、弱者に優しく、そして完全燃焼する。『あしたのジョー』『巨人の星』『侍ジャイアンツ』・・・出て来る主人公って天才とか秀才ではないけれど、戦って戦いまくる姿が魅力なんではないでしょうか?
 今回紹介する『ダウンタウンDX』で紹介された『タイガーマスク』のアニメでは放送されなかったラストシーンが感動します。私が多分見ていたアニメ版の『タイガーマスク』は再放送であったし、年齢的にも理解できなかったところがありましたが、この放送を見て『タイガーマスク』の魅力を理解したように感じます。
 最初の善意の『伊達直人』さんは多分、この漫画を読んで感動された方ではないかと、私なりに推測しております。