今日『スーパーモーニング』(TV朝日)で日光東照宮の謎を放送していました。

 日光東照宮は三猿が有名で一般的には『見ざる、言わざる、聞かざる』という処世術だと言われています。宮司さんがおっしゃるには子育ての教えの意味もあるそうです。『悪いことを見ない、悪い言葉を言わない、悪い話を聞かない』ように純粋に育てることだと。

 私の友達に保母さんがいます。ここ数年会うことが無いので、心配しています。彼女の話は、このお猿さんの話から程遠いものとなっていることに愕然とします。保母になった当初(約20年前)は話に出なかったのですが、15年ほど前から今で言う『モンスターピアレンツ』の悩みが出てきて、正職員からパートへ変わりました。正職員であれば担任をすることになり、親との板挟みの上、更に行事などの日々のことをこなさないといけないのです。『疲れた~』って言ってました。

 保育園のバスがお迎えに来ます。ママ達はケイタイ片手にメールを打って『おはよう』などの言葉も無く先生に子供を手渡したら無言のまま自宅へ帰ります。バスの運転手が園に帰って来るなりブチギレしたこともあるそうです。

 子供に何かあっても連絡が取れないことも多いそうです。AEHD(注意欠陥、多動性障害)やアスペルガー症候群と思われる何らの障害(普通に障害がわかる訳ではなく、注意をしても理解がでいないので、本当に困ったそうです)を持ったお子さんに対して『普通学級へ進学か、養護学級へ進学か』という問題にまで発展しているのに、肝心の両親が完全に無関心で決断までほったらかしということもあります。授業中にセックスの絵を描く子もいます。『こっちがお父さんで、こっちがお母さん』って説明する子もいるそうです。別れた旦那が子供を無理矢理引き取りにくることもあるそうです。昨日まで『お兄さん』って子供が言ってた男性が、今日から『パパ』って呼ばれていることもあるそうです。私達の常識から程遠い『子供の常識』があるなんて、全ての保育園がそうであるとは言えないのでしょうが、現実に1つでもあると、悲しくなります。

 挙句の果てに、進学先の小学校からは『保育園の教育がなってないから、授業が成立しない』ってクレームは言われる始末。

 これが4年程前だったから今はもっとスゴイことになっているようで、本当に心配です。その当時でも保母さん仲間で朝まで飲んで愚痴ってた(子供の親のことで)けど、本当に大丈夫かなぁ。

 本当は日光東照宮のお猿さんの教えみたいな子育てが出来るといいのですが。