前回のブログで『プロとは、冷静に、無我夢中で、愛情を持って仕事すること』って書いてしましました。

 我ながら大それたことかいているなぁとは感じながら・・・で、その続きを書いてみようと思います。

 『愛情』っていっぱいあります。『好き』ってのも愛情の一つだし、『思いやり』ってのも愛情の一つだと思うのです。どれも仕事の上で欠けてはならないものだと思います。仕事に対することもそうだし、仕事を支えてくれる人に対しても同じことだと思うのです。

 私は『道具』に対する愛情ってのも大事じゃなかなぁと思うのです。『道具』って言うと語弊があるかもしれませんが『パートナー』とか『武器』と言った方が良いのかも知れませんが。

 私にとって『道具』についてのあるエピソードがあります。

 約5年前でしたでしょうか、神戸のコンサートでド真ん中の前から2列目の席をGET出来たことがありました。初めて間近で見ることが出来て感激と恥ずかしさが同居して、ノリたいけれど魅入ってしまう状態でした。高見沢さんの以上の衣擦れの音が時々聞こえるくらいの距離ですから。今まで知らなかった所も結構見ることが出来るのです。

 THE ALFEEって沢山ギターを持っていて、常に新しギターばかり使っているようなイメージがあると思う(知らない方は高見沢さんの変わった派手々々ギターに目が行くから)のですが、実は私がファンになった25年以上前から使っているギターも健在なんです。だから『このギター昔見たことがあるなぁ』って見入ってしまったりしてたのです。3人の見慣れたギターやベースのボディーの裏側って色が抜けてしまって白くなっているのです。長年使って来た証拠と、ステージの激しさの証拠かもしれません。普通に『これ30年くらい使ってます』って言われても『ふ~ん』って感じですが、実物を見てしまうと、物凄い感動がありました。大事に、丁寧に、心を込めて手入れされているんだなぁ、って。ギターもベースもそれに答えるように、いい音出してくれるのではないかと。

 見えないところの努力、努力なんだけれど当たり前のこと、当たり前のことを続けられること・・・そんな中で仕事に対して『愛情』って生まれるのかなぁ。