最近、誰かに相談すれば何とかなりそうなことが、行き過ぎてしまって、事件に発展してるんじゃないかって思うんです。
 幼い子供を部屋に放置し見殺しにした事件、母親への虐待から殺人事件へ、箪笥から父親の死体…
 みんな、若かったり、知恵がなかったり、事情は色々あるけれど、結局のところ「相談出来るところ」がなかったからではないでしょうか?
 「身内」って簡単に言うけれど、案外真実を言いにくいのも身内。言いたいことを全部言ったら、下手をすれは帰るところなくなるし…結構、ストレス溜まると思います。
 昔は祖父母だったり僧侶だったりしたんでしょうが…
 今、必要なのは、生活保護とか介護サービスとか、どんな病院で診てもらえるのか…トータルして何でも相談出来る窓口だと思うんです。
 私だって相談したいことイッパイある。事務員としてこの先やっていけるのか、右手が不自由なのは腱鞘炎か精神的なものか、食べ物を食べている途中に吐き気がして格闘しなから食べているのはタダの夏バテか病気か、仕事を辞めたくなるなる気持ちと辞めたくない気持ちとの格闘…など誰に相談したらいいのかさえ困ることが多いんです。
 こんな些細な問題を早めに解決出来ていたら、最近の事件は事件にならなくて済んだのではないかと感じます。
 「SOSが言える」社会になりますように。