今回の金銭哲学は元プロ野球選手の宮本和知さん。彼の金銭哲学にはボスになるための哲学があります。『お金は下のものに使え。それがのちのち生きるぞ』とお父様が仰っていたそうです。お母様も『後輩の子たちにパンの一つも買ってあげなさい』って少し多めにお小遣いを下さったそうです。普通、サラリーマン家庭では収入が限られていますし、月々そんなに変わらないから必然的に支出を抑えることになりがちですが、サラリーマン家庭でありながら、漁師町だったからそのような風潮が残っていたそうです。ご本人も今でもその習慣があるそうです。


『僕は、人には三つの運があると思うんです。一つは上の人から引き上げてもらう運ですね。二つ目は、同輩に横から支えてもらう運。三つ目は、下の人に押し上げてもらう運です。この三つが揃えば、怖いものはないんじゃないでしょうか。』

 私もそう思います。実力と人脈があると思われる人は、これが出来るのではないかと思うのです。役職に就く、ということはこう言うことなのか・・・芸能界でも息の長い人って、ここが出来ていると思いませんか?


『でもこの運は、じつは自分で引き寄せられる。周りの人、出会った人みんなを大事にすれば、必ず得られるものなんですよ。

 人を大事にすること。これが人生のすべてだと、僕は思います。』

 堂本兄弟でゲストの江原啓之さんがチラッと仰っていた『赤い糸を見つけるんじゃなくて、赤い人を釣り上げる方が正しいです』ってことを思い出しました。コツコツと人間関係を大事に気付き上げれば、そのうち何かを釣り上げるのじゃないかって思えるようになりました。