今年の初夢は、「ライブ」の夢でした。
自分が聴いている側だったのか、歌っている側だったのかは、よく覚えていないのだけれど、
とにかく明るい蝶々みたいなライトが、ふわーっと舞うようなライブ。
それから、あれよあれよと時が経って、
大好きなポール・マッカートニーの来日が決まり、
そして当日のラスト、薄紅色の紙吹雪が、本当に羽ばたきました。
今、思えば、初夢であの光景を前もって見ていたのかな、と感じています。
今年はライブな年でした。
合唱の大きな舞台もあったし、歌えることがこんなに有難いと感じたことはなかったですね。
こんな風にふり返っているのは、
12月になったからというのもあるけど、今日が誕生日だからでしょう。
あともう十数時間で、歳を重ねます。
(真夜中の生まれだから、まだその瞬間は来てないのー^^;)
今年ほど、満ち足りて幸せと感じた年はなかったです。
失ったものだって人知れずあるし、辛いことだって数知れずあるけど、
それらもひっくるめて、静かな気持ちでそれを受け止めています。
今までずっと、夢を追いかけてきたつもりでいたけど、
本当はとっくに追いついていて、いや、元々追いかけっこなんてしていないことに気づいて、
夢はもうここにあったって感じかな・・・
ちょっと、抽象的な表現だけど。
ところで、大好きな音楽って、何度聴いても飽きないのって、何でだと思いますか?
人間はわずか数%くらいしか能力を生かすことができなくて、
あとの残りは全部、眠っているままだというような話を聞いたことがあります。
だとしたら、音楽だって、自分の数%の部分でしか聴けていない。
どんなに耳をダンボにしても、残りの大部分は聴きとれていないことになります。
でも、好きな音楽を耳にすると、自分の中がちょっとだけ、目覚めるような感じしませんか?
眠っていたはずの部分が、ぱっと見開かれるから、何もかも生まれ変わって見える。
たとえは、ビートルズの、
イエスタディー、
ヘイ・ジュード、
レット・イット・ビー。
私は飽きずに、何百回、もしかしたら何千回と聴いています。
ライブでももちろん、聴きました。
それでもやっぱり新鮮に感じるのは、
まだまだ目覚めていない部分があるからかもしれません。
音楽に限らず、
毎日の暮らしだったり、身近な人だったり、嫌な仕事だったり、
見えているようで、全然見えていないものは沢山あります。
自分がちょっとだけ心を開けば、
「え!これって、こうだったの!?」
と、驚かされるようなものばかりです。
そんないとしい瞬間に巡り合えるよう、
今、この場を、生きていけたらいいなあ・・・・
そうしたその影で、
自分の眠っている部分は、
さらにとほうもない夢を見ているのかもしれません。
・・・以上。
とりとめなく自分の考えをつづちゃったけど。
新しく生まれてくる自分に、
「おめでとう」
って、お祝いできたら、すてきですね^-^)v