BGM

  JRでの話

この間、函館から札幌までのJRに乗ったときの話です。


その便は満席とのことで、一人で乗車した私は

見ず知らずの方と隣同士になる予定でした。

ただ、出発駅の函館では隣は空席、

二つ先の新函館北斗駅から

窓側席のお隣の方が乗ってきました。


おとなしそうな女性で、おそらく20代でしょう。


あまりチラチラ見たりしないほうがいいよね。

"寝たフリでもしようかな"

そんなことを考えていました。


ところが、その方はスーツケースを足元に置いていて、

かなり窮屈そうなのが気になっちゃって。


通路側にオッサンが座っているから、身動きが取れない?

どうしたらよいだろか。


"少し荷物をこちらに寄せて、足元を空けたらいいよ"

そんなつもりで、私が足を通路側に寄せてみたものの

特に反応無し……そりゃそうだよね。


私は黙っていていいのかなぁ💦

そんなことをモンモンと考えていたところ


列車が出発して落ち着くやいなや、

その女性、スーツケースの上に置いていた紙袋――お土産が入っているのだろうと思っていたその袋から、まんじゅうを取り出して


一口でパクッ!


美味しそうにモグモグ!


えっー!?

そんな美味しそうなやつ、一口でいっちゃうの!?


思わず驚きましたが、

"見ちゃダメ! 見ちゃダメだよね!"

と自分に言い聞かせ、とっさに寝たフリをしました。

すると間もなく、


「んー!!」

という、小さく嬉しそうな唸り声。

思わずチラ見してしまった、その瞬間の女性の顔。


ものすごい幸せそうで😆


若い女性が まんじゅう を食べて

あんなにも嬉しそうな表情をするなんて。


素敵すぎて、正直ビックリしました。


そのとき、私気づきました。

この女性、おそらくウチの👧と同じ診断がついているはず。

生まれてからずっと、定期的に病院に通う必要のある

外見に関わる病気。


少しも隠してないんだね。


約4時間の乗車で、乗る前はダルく感じていた列車旅でしたが、

彼女と出会ったおかげ…

となりのオジサン、勝手に胸熱な旅を満喫させてもらいました。


多少太っててもいいからさ(彼女はやせていました)

娘も、こんな素敵な女性になってほしいな。