いよいよ本番、
のムーティさま指揮
ヴェルディ オペラ
「仮面舞踏会」でした
@東京文化会館。
1週間のリハーサルのうち3日を
目撃していたので、
もはや他人事とは思えない、
同時にドキドキ。
ムーさまの目指す
高い高い芸術世界に、
ちゃんと応えていけるのか、、
その答えは、半分はYES、
でも、後の半分はNO、
かなぁ。。
海外組の歌手たちも、
本番1週間近く前に来日して
リハーサルに臨んだ
にもかかわらず、
不調、
というよりは、
ムーさまの高みにいくには、
完全に実力不足。
ま、彼は
イタリア人ではないので、
発音やブレス位置から
ムーさまに直されてはいたけど、
それ以前に声が弱いのよね。
とりあえず全幕歌い切ったけど、
最後までいくために
ずいぶんセーブして、
やっと持ちこたえた感じ。
ま、最後はやーっと、
声が出て、
感情表現もできたから、
終わりよければすべて良し??
なわけないわよねー、、
やっぱり拍手も少なかったし。。
両方に愛されるアメーリア役の
ソプラノは、
声が固くてキーキーしてて、
こちらもまた、
ムーさまの高みには遠いわね。。
一方、リハーサルでは
自分のペースで歌っていて
ムーさまに何度も直されてた
バリトンが、
本番では実に良い味を出していて、
これは本当に嬉しかった。
ウルリカ役のメゾと
妊娠中にもかかわらず
長丁場を歌い切った
オスカル役のソプラノは大好き。
大健闘。
また、ソロを弾いたチェロが
すっごく良くて、
ずっと聴いていたかった感じ。
ムーさまも
アンコールで指名していたし。
ご贔屓のバリトン大西宇宙さんは、
リハーサル第1日目に
ムーさまの不興を
かってしまったのかしら、、
アメリカン、
なんて呼ばれて、
歌う位置も歌手の列じゃなく、
合唱団の位置に配されていて、
ちょっと可哀想な待遇。
でも、
声はさすがに素晴らしく
表現力も抜群。
頑張ってます!
ムーティさまは、
1週間のリハーサルで
完全にオーケストラと合唱は
手の内に入れたけど、
歌手の実力までは
どうしようもないものなのねー。。
後は4人の若手指揮者の成長に
大きく貢献した、
という満足感を後日、
存分に味わうことで
報われるのかしら??
ともかく、
80歳超えムーティさまの
イタリアオペラアカデミー2023は、
1日の若手指揮者4人の
交代制の指揮で、
すべての日程を終えます。
1日は歌手も代わり、
ずっとリハーサルに
付き合ってきた日本人歌手に。
こんなに入れ込んで
見守ってきたオペラは初めてなので、
1日は、また、
ワクワクドキドキで
見届けたいと思います。
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