春祭2023 備忘録 2



朝10時半から始まる、
ムーティさまの
イタリアオペラアカデミー、
オペラ「仮面舞踏会」
公開リハーサルに、


眠くて花粉症で
かゆい目をこすりながら参戦。


実はこのリハーサル、
たった1日の休日のみで
1週間ずっと続く、
なかなかハードなもの。


しかも、
10時半から19時まで!


全てに参加した人だけが、
2回あるゲネプロに招待される、
というハードルの高さ。


私は流石にそれは無理、
とあきらめましたが、
オペラ友達の1人は
果敢に挑戦しています。
素晴らしい!!


さて、
この第一回リハーサルは、
東京文化会館の舞台上に
オーケストラ全員がのり、


指揮台を挟んですぐ左に
ムーティさまの席、
その左に4人の指揮者志望の
選ばれた若者が並びます。


右側には
日本人キャストの歌手たち。
ご贔屓のバリトン
大西宇宙さんの姿も!


指揮者志望の若者たちは、
ドイツ人の女性、
オーストリアと
オーストラリアと
日本の男性3人、という陣容。


特にオーストリア人は、
かのウィーンフィルの
オッテンザマー家の一員。


背が高い美丈夫で、
持って生まれた華が既にある逸材。
出てくるだけで、
空気が華やぎます。


やっぱり、
いるんだなあ、こういう人。


しかも、既に指揮者として
キャリアもあり、
東京文化会館小ホールで
コンサートを行うらしい。


そんな人が普通の人に混じって
ムーティさまの薫陶を受けるため
参加している、って、
素敵過ぎます!!


まずこの4人が、
順番に指揮台に乗って、
ムーティさまいわく、
「自分のオーケストラだと思って
振って」みるわけですが、


ムーティさまのストップ、
が入る入る!


それがいちいち納得の
理由と理論。
グーの音も出ないって、
このことね。


面白かったのは、
理屈っぽい人は
理屈っぽい音が出るし、
神経質な人は
音楽が小さく縮こまってる、、


結局、
その人の人格が音に出る。
ごまかせない。


指揮者って、
ただ棒を振ってるだけじゃない、
こんなふうに人前で
全人格を試されてる、
凄い人たちなんですね、、


改めてムーティさまはじめ
マエストロたちを尊敬です。


指揮者4人が一巡した後は、
歌手が呼ばれて歌うリハ。


ここでは、歌詞の意味を
分かって歌っているか、
が厳しく問われます。
緊張感が走る時間。。
何度も何度も、
繰り返し同じところを。


やっとお昼休憩に
なったと思ったら、
午後のリハもすぐ始まって、
3時半過ぎに休憩。


その後4時半からまた
次のパートのリハ。
私は残念ながらここで離脱しましたが、


ムーティさま80歳の体力、
精神力、集中力、、
並外れた人間力!!
凄い、凄い、凄過ぎる!!!


あまりに面白い
リハーサルだったので、
どうしてももう一度見たいと思い、
リスケしてまた
チケットを買っちゃいました。


また、
若い指揮者4人が
順番に指揮する本番の
「仮面舞踏会」のチケットも、


この4人が
どんな風に成長したのかを
見届けたくて、
思わず
ポチッとしてしまいました。笑笑。

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