十二月大歌舞伎、夜の部、
行ってきました!
12月昼夜、
コンプリート!
幕が開いた瞬間、
えっ?こんなに少ない人数?と
驚愕し、
にぎにぎしさがなく、
がっかりしたけど。
(それでもまだ白鷗さまが
元気に勤められていたので
華やかさはかろうじて
保たれていた 、、
その後体調不良となり、
今月も欠場されたまま。
大丈夫だろうか、、
早くお元気な姿を見たい!)
市川を名乗る一門総出演、
舞台上に柿色のかみしもが溢れ、
ざっと数えたら37名。
そのにぎにぎしさ、
華やかさは、
さすが襲名披露。
やっと胸のつかえが落ちた感じ。
やっぱり襲名披露の口上は、
こうでなくちゃ!
新團十郎さまは、
11月と12月、
同じ「助六」に出演。
他の配役はガラッと替えて
演じたのだけれど、
同じ演目とは思えないほど。
としみじみ。
はっきり言って、
12月の「助六」の方が断然、
面白い!
演じ慣れたことも
あるかもしれないけど、
絡みの役者の若さ、
歌舞伎として楽しませよう
とするパワーが、段違い!
もう、
團十郎世代が主役の
歌舞伎に変わっていく、
その変換点を見た気がしました。
勘九郎さまは
團十郎の兄(曽我兄弟の兄)役、
卓越した身体表現も、
なんとも言えないおかしみも、
素晴らしい!
猿之助さまは、
2007年のパリオペラ座の
歌舞伎公演のフランス語の
挨拶エピソードを混えて、
笑わせ、泣かせて、
團十郎いじりも自由自在。
私はこのパリオペラ座公演を
現地で見ていて、
亀治郎時代の猿之助さまの
流暢なフランス語も
聴いているので、
あまりの可笑しさに
1人でくっくっと笑いっぱなし。
玉三郎さまは、
次元を超越した美しさと存在感で
君臨していました。
この人に代わる人はいないですね!
その他の演目で印象的だったのは、
菊之助さま勘九郎さまの
「京鹿子娘二人道成寺」
2人とも、
ものすごいレベルの踊り。
お互いを刺激しあって
どこまでも高みに昇っていく、
というエクスタシー!!
菊之助さまの艶やかさ、
勘九郎さまの身体能力の高さ。
そして最後の最後に、
一瞬出てきた團十郎さまの
「押し戻し」に全てさらわれる、
という、、
こんなの2度と
見ることはできないかも、
と思うほどの舞台。
これを見られただけでも、
襲名記念の高いチケットを
取った甲斐があるというものです!
新 新之助くんの
「毛抜」「外郎売」の
健気さ、
可愛さも、
9歳とは思えない舞台度胸も、
頭の良さも、
備忘録として
書き残しておこうと思います。
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