安曇野市には、
たくさんの美術館があり
「安曇野アートライン」と
名付けられています。
北穂高にある
「高橋節郎記念美術館」
初めて知ったのですが、
松本深志高校の大先輩で、
また藝大教授、
文化勲章ももらっている、
すごい芸術家なのでした。
カレンダーのバックに選ばれた、
モダンでラグジュアリーな
外観に誘われて中に入ると、
大きな母家(有形文化財)と、
白いナマコ壁の大きな土蔵。
この場所にあった素封家で、
その敷地を活かして
美術館を作り、
エリアになっていました。
伝統的な漆を使って、
鎗金(そうきん)と呼ばれる手法で、
安曇野の大自然を
モダンアートのように表現したもの。
作品のどこかに、
白蝶貝を磨いて作った
ボタンのような形の
「目」が嵌め込まれていて、
どこか、
曼荼羅を思わせるような、
全宇宙を感じさせるような、
繊細かつ壮大で、
幻想的な作品たち。
世界的に評価が
高い大型の屏風のような
作品も素敵ですが、
「麦丘」と名付けられた小品。
下から、
地にはアンモナイトの化石、
その上にお酒の瓶、
安曇野の麦畑、
遠くに北アルプス、
そして天空には
白蝶貝が表す不思議な光と
二葉の葉形。
過去現在未来。
地獄から天国。
混沌から浄化。
もったいなかったな、
と思うほど、
素敵な作品と空間でした。
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