とは、
少年時代の声を
大人になっても保つため、
去勢により
人工的に作った声のこと。
今は禁止されているため、
男性が高音を歌うのは、
カウンターテナーと呼ばれていて、
いわゆる裏声で、
発声訓練によって高音を出します。
世界を舞台に活躍する
カウンターテナーの1人。
ミュージカルスター
井上芳雄くんの
藝大の同級生でもあります。
笑笑。
歌劇「400歳のカストラート」
@東京文化会館小ホールに
行ってきました。
コロナ以前に一度公演があり、
それがとても好評だったので
次があれば是非行きたい、
と楽しみにしていたもの。
藤木大地さんが担う、
というのも魅力です。
歌は全て藤木大地。
あと2人、
大和田獏と大和田美帆の
親子出演で、
朗読を受け持ちます。
あとは舞台上に
ピアノ、ヴァイオリン×2、
ヴィオラ、チェロ。
時は17世紀。
貴族風のガウンを羽織った
カストラート(ダイチ)は、
自分の美しい声が、
いつか老いて失われてしまう
ことに怯え、
永遠のカストラートとして
生きる運命を手に入れます。
それから現在まで、
400年。
その間には女性の恋人も、
男性の恋人もいて、
パトロンもいて、
一度は声を失い、
歌を失くし、、
そのさまざまな場面に合わせた
選曲が、
音楽の歴史と重なっている
のみでなく、
心情と重なっていて、
よくぞここでこの曲、
と、センスと教養を
感じさせるのでした。
また、
貴族の服から
世紀末のダンディなスーツ、
そして
簡素な現代のスーツに至るまで、
服飾の歴史も
演出の一部として使われ、
効果を出していました
(これは多分、
演出脚本の平常さんの功績)
カウンターテナーの声は、
α波が出ているようで、
この世とあの世、
幽玄の世界を行ったり来たり。
時折すぅ〜っと、
向こう側の世界に
心地良く誘われていきます。
特によく知っている
ヘンデルの作品では、
完全にα波の虜となって、
向こう側に
寝落ちしておりました。。
とても素晴らしかったので
皆さまにお勧めしたいのですが、
公演は昨日の一回だけ、
しかもチケットは完売でした!
藤木大地、
これからも追いかけます!
#二拠点生活 #デュアルライフ #青山 #aoyama #東京文化会館 #藤木大地 #カストラート #カウンターテナー #400歳のカストラート