昨日はワーグナーのオペラ

「ニュルンベルクの
マイスタージンガー」
@新国立劇場。


昨日、といっても、
2時に開演、
8時15分過ぎに終演。
6時間半近くのオペラ、
観るだけでも体力・
気力が要ります!


しかも、完売・満席、
久しぶりのコロナ以前と
同じ熱気が充満している会場!



パーパパパーン、

パパパパー、パパパパー、、


もう、
大野和士マエストロが振る
壮大な序曲を聴くだけでわくわく。
これだから
ワーグナーはやめられない!



主役の靴屋ザックスは、

超カッコいい
トーマス・ヨハネス・マイヤー。


背も高く、
彫りの深い顔、
ホワイトタイなんか
誰よりも似合って。


肝心の歌唱も
一幕目は声がくぐもっていて
心配したけど、
2幕3幕は完璧!
ものすごく色気のある
男やもめを演じ切って素敵!


その靴屋の弟子
ダーヴィットを歌った伊藤達人、
明るい金属的な響きの
テノールで存在感を示しました。


肝心の騎士、
シュテファン・フィンケ。
声を張り上げるところは
いいのだけれど、
ちょっと不安定な箇所もあり、


あー、
出だしからカーンと
説得力を持って歌うのこそ
「古い価値観を撃ち破り、
新しい時代の美を体現する」
マイスタージンガーの
テーマそのものなのにー、


それを観たかった、
とちょっと物足りなく思ったのでした。


プロフィールを見ると、 
バイロイトでも
引っ張りだこのテノールなのにね、、
昨日は絶好調では
なかったのかも知れません。


まあ、
でも、 
劇中劇を上手く使った演出を含めて、
なかなか面白い
マイスタージンガーでした。


これから観る人のために  
ネタばれにならないように
ちょっとだけ。


ラストが、
なかなか面白く、
やっぱり今という時代の風に
敏感にならざるを得ない
解釈と演出が
求められるんだなぁ、
と感慨深いものがありました。


あー、
早くバイロイト音楽祭に
また行きたい!


あの、
貝殻の奥から響いてくるような
ワーグナーの音をまた聴きたい!!


ドイツのクリスマスマーケットが
コロナで今年も中止、
というニュースを見て、


一日も早く
コロナが終息に向かい、
また、
現地でオペラを聴ける日を
渇望している自分がいます。

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