昨日は、

吉例 顔見世大歌舞伎 
初日第二部
@歌舞伎座。



史上最年長記録を更新、

77歳での連獅子に挑む、
仁左衛門さまを観なくては!



そして、

祖父と3度目の
連獅子共演を果たす、
孫の千之助くん21歳の
成長ぶりを観なくては!


悠然と厳然と
立ちはだかる親獅子、
谷底に蹴落とされても
必死に這い上がってくる仔獅子。


大きな大きな存在の祖父と、
その世界に憧れ
少しでも近づこうとする孫。


現実と芝居が渾然一体となって
胸に迫る、
素晴らしい連獅子。


ニザさまは、
3キロもある毛振りを
ゆったりと大きく振って。
もう、それだけで、ありがたい。


一方の千之助くんは、
ぴちぴち、
という形容詞が形になったような
鮮度の高い毛振り。


親獅子が止めるまで
振り続けるのがキマリなのに、
一瞬早く終えちゃうのもご愛嬌。


いや、
これは、後で叱られたかな?


このコンビで見られるのは、
この11月が最後かも。
まさに一期一会でした。



第二部は、

この前にもう一演目。



坂東三津五郎七回忌追善として

(もう7年経ったなんて!)
息子の巳之助さんが
初役で主役の曽我五郎に挑む
「寿曽我対面」が。



こちらの巳之助さんも

堂々と大きな荒事で、
ああ、
三津五郎さんが生きてらしたら
どんなに誇らしかったことか、
と胸が熱くなったのでした。



他の劇場が次々に

通常の客入れに戻す中、
歌舞伎座はまだ相変わらずの
コロナシフト。


安心して観劇できますが、
こんなふうに熱の入った
芝居を観ると、


そろそろ、
大向こうの声も聞きたいし、
熱気で膨れ上がったように思える
客席も懐かしく思えるのでした。。

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