昨日はヴェルディデー。
まずはオペラ「ドン・カルロ」
マチネ
@新国立劇場。
夜はヴェルディ協会の
zoom講演会。
ドンカルは
昔から大好きなオペラ!
スペインとフランス、
またフランドル地方の
歴史が背景にあり、
加えて宗教と王制の
権力の対立があり、、
父王に婚約者を取られた、
未練がましい王子の物語、
にヘタしたら終始するところ
(そういうふうにしか思えない
舞台もいくつか見た、、)
それだけでは終わらない
スケール感を持つ骨格を
しっかり出した
ヴェルディの魅力、全開!
特に男声二重唱!!
私の中では
ロドリーゴの最高峰は、
サイモン・キーンリサイド、
ということになっているので、
新しい歌手には厳しいのだけれど、
今日の日本人バリトンは
なかなか頑張っていたわ!
高田智宏、
容姿も舞台映えするし、
覚えておこう。
夜のzoom講演会は、
1998年のミラノ・スカラ座
引っ越し公演「椿姫」の
裏側がテーマ。
ちょうどこの公演、
NHKホールの最前列で
観ていたので
(ムーティさま追っかけ時代 笑笑)
最初のNBSと
ミラノ総裁の打ち合わせ、
500名を超すキャスト、
スタッフの大移動、
舞台装置や楽器の運び込み、
朝ごはんが
コンチネンタルの安いモノから
アメリカンスタイルの
高いモノに代わって予算大幅増、
とか、
笑笑、
全てをフィルムに
収めていたものを見られて大感激!
スタッフやコーラスは
新高輪プリンスに泊まり、
ムーティさま以下主役級歌手は
オークラに泊まり、、
面白すぎる!
(そういえば、NBSが呼んだ
ジョルジュ・ドンさまの
インタビューは
新高輪でやったわ、、
ダンサーはスタッフクラス??)
昔のフィルムを見ながら聞く、
招聘元の話はたいそう面白く、
6万円超えのオペラ料金も
むべなるかな、と。
欧州の王侯貴族社会から
始まったオペラ。
その最高峰を
日本の観客に見せたい、
という一念で
すべての困難を乗り越えた先人たち。
なかなか興味深い講演会でした。。
さて、お知らせです。
この1週間、
毎日のように舞台に出掛け、
楽しんで報告を書いてきましたが、
これからしばらく、
すべてのデジタル発信をお休みします。
何故かと言うと、
白内障の手術をするから。
片目づつ1週間を空けて手術し、
その後2週間安静。
だから、最低でも3週間は
小さな文字とか見てはダメ、
とにかく静かに
過ごさなくてはいけないらしい。
ヘルニアでまだ足も痛いし、
踏んだり蹴ったり。
というわけで、
目の状態が落ち着いたらまた、
ここに帰ってきますので、
しばらくの間、
どうぞよろしくお願いします!
またね!!