今日はオペラ!!
大・大好きなワーグナーの
「ワルキューレ」@新国立劇場 。
コロナ禍で
海外からのキャストが全滅、
急遽日本人に差し替えての公演。
特にジークムンテを歌う
テノール歌手、
一幕二幕を別の人が歌う、
と聞いて、
いったいどうなるの?と
ちょっと心配していたけど、
思ったほどは違和感なく、
2人とも初役に挑んでいて
楽しめました。
有名テノール
村上敏明さんなんか、
既に他で名声確立しているのに、
よくトライしたなぁ、と。
途中から少し無理して
苦しかったけど、
いい声ですよね、
これで喉を潰さなきゃいいが、、
と本気で心配しました。
フリッカを歌った
藤村実穂子さん、
さすが世界レベル、
圧倒的にもう、
声も存在感も別格!
エレガントで強く、
指の先まで神経が
行き届いた素晴らしさ!
彼女だけは、
オリジナルキャストでした。
ブリュンヒルデを歌った
池田香織さん、
第三幕最後の父ヴォータン
とのシーンでは、
思わず涙。。
良く出て破綻のない声、
感情に溺れない、
すごく頭の良い歌手、という印象。
ジークリンデを歌った
小林厚子さん。
エモーショナルな表現が
とても良く声量もあって
よく伝わる歌手。
そうそう、
こうしてみると、
女声の方が圧倒的に良かったわね!
男声では、
ヴォータンを歌った
ミヒャエル・クプファー=ラデツキーさん
(パンフレット見ないと書けない名前)
ヴォータンを歌える日本人は
居ないから、と言って、
帰国を延ばしてもらって
今回出演となったそう。
その甲斐あって、
三幕の父娘の別れでは、
思い切り魅力を見せてくれ、
超 納得のヴォータン像を造形。
この人、
生まれ持った声の表情が
エレガントなので、
怒りの表現などは優し過ぎて、
ちょっと眠くなっちゃうのが
困ったところなんだけどね。
そんなこんな、あるけど、
やっぱり、生オペラはいいわぁ。
ワーグナーはいいわぁ。
ワルキューレはいいわぁ。
5時間20分、
ちょっと、
あっちの世界へ
行きかけたけど、
寝落ちまではせずに、
無事、完走しました!!
#オペラ #opera #ワルキューレ #ワーグナー