ググっと背が伸び、
プロポーションが変わってました
@新橋演舞場 海老蔵歌舞伎。
1月の定例、海老蔵一座。
コロナがなければ
團十郎襲名した後にあたるのに、
襲名が延びたせいで、
初めて名乗った海老蔵歌舞伎。
あっという間に全席全日完売の、
プラチナチケットです。
新年おなじみ曽我もの。
二部は成田屋十八番「毛抜」
そして、三部に、
市川ぼたん 9歳の「藤娘」と
海老蔵 勸玄親子共演の
「船弁慶」という構成です。
観客みなのお目当ては、
やはり勸玄くん。
牛若丸に扮し、
京都五条大橋での
弁慶との出会いを、
ひらりひらりと身軽に、
また子供ながら威厳を持って演じて
大喝采!
大きくなったねぇ、
という声があちこちから聞かれて、
まるで親戚や身内の子供の
成長を見守る家族のような温かさ。
いわば国民的子供なんですねー、
勸玄くんは。
きっと色々鍛錬したのでしょうね、
あの、
いやなひっくり返る声が矯正されて、
堂々たる歌舞伎役者の佇まい。
かなり痩せて
引き締まった顔の輪郭も、
精悍さを引き立てていい感じ。
團十郎になれなかった間に、
おそらく色々と感じ、
考えることがあったのでしょう、
一回り大きくなって、
良い方向に行っている気がします。
新橋演舞場は、
座席を2席入れて1席空ける、
という形。
歌舞伎座よりも
だいぶユルイ規制、
かなり怖い近さでした。。
お弁当食べる食堂も
営業してましたし。。
2回ある幕間が、
それぞれ25分、30分で、
いつもならそこでお弁当食べたり
語り合ったりするわけですが、
今は場内の飲食は禁止。
だから幕間時間が暇で暇で。
喋っている人たちは
やな目で見られるし。
困ります。
歌舞伎という娯楽は、
舞台もさることながら、
お弁当食べたり、
お酒やお茶を飲んだり、
華やいだ着物で
買い物したりお喋りしたり、
そういった時間すべてを含めて
成り立っているんだなぁ、
ということを
改めて感じさせられたことでした。
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