今日から始まった
「きらきらでん」@根津美術館。

中国、韓国、日本の
螺鈿を集めた展覧会です。



螺鈿とは、
鮑貝、白蝶貝など光る貝を
薄く削って貼ったり埋めたりして、
多くは漆で仕上げる技法。



使う貝の部位によって
赤や緑に妖しくも高貴にも光り、


特に昔の中国で盛り上がった技法は、
驚くほど繊細で、
気が遠くなるほどの時間と
技術を駆使して作られていて
感動します。


それに比べて、
琉球の螺鈿は
大雑把でおおらかで素朴。
これもまた、不思議な魅力。


総じて、
遠目で見るときらきらしているのに、
近づいて目を凝らすと、
きらきらが消え、
中に描かれた人物や建物の
細やかさが浮かび上がってくる、、


あー、人生と同じですね。



きらきらでん、
とは、美術館の方々、
良く名付けたな、
と感じ入りました。


緊急事態宣言直後の
展覧会開始とあって、
入場はかなりぴりぴり状態。
いつもの土曜日、
しかも初日の客数より、
だいぶ少ないイメージ。



でも、
お庭には白梅がほころび始め、
鳥が囀り、

日差しが眩しく、
確実に季節が変わってきています。

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