ニール・サイモン作
「23階の笑い」
@三軒茶屋パブリックシアター。
三谷ブランドだし、
若手俳優の瀬戸康史が
狂言回しのような存在で
主演しているので
楽しみにして行ったけど、
舞台設定が
1953年のNYのTV制作業界、
そこにマッカーシーの
赤狩りの嵐が吹き荒れる、、
楽しくてやがて哀しい物語、
なのに、
微妙に感情移入できない芝居に
なっていましたー。。
このコロナの時代に、
マッカーシーと言われてもね、、
上演台本を三谷さんが
書いているので、
もっと違う設定は
できなかったんだろうか。
この時代における芝居の意義、
意味まで考えさせられる
結果となったようです。
芸達者の出演者たち
(小手伸也、山崎一、梶原善など)が、
身体を張って超濃い演技合戦を
繰り広げているだけに、
もったいないです。
女性陣の松岡茉優、
青木さやかは大健闘。
特に松岡茉優は、
自分を綺麗に見せようとか、
可愛く思われようとか全くない
腹の据わりぶりで、
声も通り、すごくいい演技。
今までTVや映画で見て、
そんなに綺麗ではない
女優さんなのに、
何故あんなに重用されるのか
疑問でしたが、
納得しました!!
すごいです。
シアター内は
フルで入れていましたが、
各座席の間に
黒い不織布の仕切りが設置され、
隣の人の顔や気配が
全くわからない。
だから芝居特有の熱で
観客同士が化学変化を起こさない。
コロナは、
芝居の見方まで変えてしまったようです。。
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