始まる前は、急にサイン会が中止されたり、明日行われるはずだったマスタークラスの観覧が中止になったりと、不安要素がいっぱいだったのですが、、なにしろ、アジアツアーで中国各地を回った後だし。。
まさにベルカントテノールの最高峰。
若い頃に比べて声が重くなっているので、カーンと抜けるような華やかな高音はさすがに難しいのですが、
その分陰影が増して、人間性を声で表現できるようになっていて、
また、一音一音の正確な音踏みは円熟の安定感。
生ギター一本でベサメムーチョからクンパルシータまで4曲を熱唱。
オペラとは声の使い方が違うから、超高音の超弱音の美しく哀愁たっぷりの歌声を聴かせてくれました。
あー、うっとり。あー、素敵!
そして、そして、観客の熱狂的なアンコールに応えて、
トゥーランドット、カルメンも披露。ここまでやってくれれば、サイン会をキャンセルしても誰も文句は言えないでしょう。素晴らしい。
土曜日のサントリーホールでのフロさまの、オーケストラコンサートでの再集結を約して別れたのでした。
フロさまの昨日の装いは、光沢のある鼠色の身頃に、黒サテンの幅広の襟が鮮やかに効いた、ダブルのタキシード。小柄ながらインナーマッスルがキチンと鍛えてある細身の身体に、よく似合っていました。。
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