能装束は井伊家に伝わるものを服装博物館が収蔵しているもの、
歌舞伎衣裳は松竹が提供しているものです。
能の「石橋(しゃっきょう)」と歌舞伎の「連獅子」。
似ているけど、全然違う。
能の「翁」と歌舞伎の「三番叟」。
これはもっとも格の高いものなので、ほとんど能装束をなぞったような。でも、能の方が重厚で格調があり、歌舞伎の方は踊りが激しいせいか、鮮やかで軽快。
能の「道成寺」と歌舞伎の「京鹿子娘道成寺」。
両方に使われている、黒地に丸紋つくし紋様。水玉みたいで可愛い紋様だけど、これは実は嫉妬に狂った若い女に使われる紋様のようで、
能では袴に、歌舞伎では帯に使われていました。
両方とも別々に見たことはあるけど、こんなふうに並列で見るのは初めてで、両者の違いと共通点がよく分かる、素晴らしいキュレーションでした!
ところで、能装束は洗濯はしないようで、陰干虫干で保存するって本当ですか?知らなかったあ。
日本の伝統芸能は奥深いです。
展覧会は明日29日まで!なかなか面白いので、お見逃しなく!!
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