さんざんウィーンとルツェルンのオペラで盛り上がっていましたが、
帰国後すぐに、日本で英国ロイヤルオペラの「オテロ」と「ファウスト」へ。


やっぱり、英国ロイヤルの音は好きだわぁ、、
そして指揮者のパッパーノ!


この人のオペラへの愛、歌手への愛に、心打たれます。
優しくて、あったか〜い。。

ブローシャーに「パッパーノは、その人そのものが音楽である」と書いてあったけど、今回は心から賛同。


実を言えば「ファウスト」なんて、チケットを買った後に人気のヨンチェバが妊娠で降板。

加えて、急にグリゴーロが急病?!で降板。。
後になって、セクハラ?か、痴漢的行為があったのでは、と英国の大衆誌では盛り上がっていましたが。。


セカンドキャストどころか、急遽手配した代役の代役みたいなキャストでの公演は、
私たちだけではなくて、マエストロ パッパーノ本人もきっと不本意な陣容での公演だったと思うけど、


前から4列目のとても良くパッパーノさまが見えるお席から見ていると、

なかなか声が出ない代役クンに対し渾身の力で盛り立てていて、、

また、オーケストラもそれに応えて歌いやすいようにパッパーノの指揮に合わせて盛り上げていて。
この信頼関係と、愛!


歌いきった後のアンコールの舞台上で、パッパーノさま、代役クンを熱く熱くハグして、、

もちろん、グリゴーロとヨンチェバだったら、どんなにか華のあるグレードの高い舞台だったと思うけど、
パッパーノさまの創る音の世界はちゃんと護られ、

むしろマエストロの人間性が浮き彫りになった公演だったと思うのでした。


パッパーノさまは、2023/24年シーズンまで英国ロイヤルオペラの音楽監督を延長する契約を交わしたそうですから、
また彼の創る音の世界に浸りに、大好きな英国ロイヤルに通いたいと思います。

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