ウィーン・ルツェルンの旅 12

ルツェルン音楽祭は、ルツェルン駅の真横にあるルツェルン カルチャー アンド コングレスセンターKKLで行われます。



とてもモダンで音響も良いホール。
青いイルミネーションに縁取られたサイド席が印象的です。


ザルツブルグ音楽祭終了後、有力な音楽家が次々とこの地に入り、
アルプスと美しい湖に抱かれたこの地で華やかな音楽祭を繰り広げるので、


ウィーンよりもずっと本格的にドレスアップした人が多いのです。


クルレンツィスのモーツァルト、
第一弾は「フィガロの結婚」
演奏会形式、といって、クルさま、ムジカエテルナが舞台上に乗り、
歌手は、役を思わせるちょっとした衣装を着けただけで、舞台装置は無し。

すべてがクルレンツィスの魔術的世界に彩られ、クルさまに一体化した音楽創り。



中でも、ケルビーノを歌ったP.マヒリーが飛び抜けて素敵。

彼女は、何とクルさまとお揃いの赤い靴紐の編み上げブーツを履いていて(!)、あらら、この2人の関係は?とミーハーも全開!

フィガロ役が、かつて見たことがない程、怒れるフィガロの役作りで、
加藤浩子先生がおっしゃる「フランス革命前夜」の身分制度が崩壊していく様子を、オペラに昇華させている感じが見て取れました。

また、クラリネットを長く伸ばしたような古楽器ボーデンホルン?と、
女声の掛け合いがこの上なく美しく、うっとりと聞き惚れてしまいました。。これぞクルさまの音!

アフターでホテルのロビーバーに居たところ、なんと、ついさっきまで舞台で歌っていた歌手たちが次々と。

朝の食卓でも、スザンナ役の方がコーヒーを飲んでいて、気軽に挨拶してくれました。写真も撮らせてくれたのですが、私の方がすっぴんのため、アップできません。。

#ルツェルン #フィガロの結婚 #ケルビーノ #ミーハー #クルさま