かなーりニッチでマイナーなミュージカルに行ってきました。その名も「イヴ・サンローラン」

え?映画はあったけど、ミュージカルにもなっちゃうの?

しかも、世界初演。
制作発表はフランス大使館。
サンローランのパートナーだったピエール・ベルジェが制作を強く望んでいたそうで。。

登場人物は、イヴとピエールに加え、ディオール、ココ・シャネルなどが主要キャスト。

歴史と共に、イヴのデザイナーとしての成功と精神的苦悩、何よりもピエールとの愛の物語が軽快なテンポで描かれていきます。

イヴを演じるのは、東山義久さん。私的には初見。
神経質にメガネを触る癖や、パンタロンスーツの着こなしは、本物のイヴに似せてびっくりするほど上手。

男同士のラブシーンも、いやらしくならない抑制があり、見事に表現していました。

でも、でもね、またまた辛口なんだけど、、

せっかくのファッションのミュージカルで、しかもピエール・ベルジェのお墨付き、ましてやフランス大使館のバックも付いているのに、

なんだかとーってもチープな仕上がり。舞台装置も衣装も!

2人が住んだマラケシュの家をイメージした噴水も安っぽ〜いし、
何と言ってもデザイナーの朝月真次郎さんが担当した、という服が、全然サンローランのクオリティじゃない!無さすぎる(怒)!!

最後のシーンなんか、宝塚の男役トップが着ける大きな羽根なんかでてきちゃって、
ありゃ、これはミュージカル?ではなくてレビュー??

イヴ・サンローランと名うって舞台に乗せるなら、せめてクオリティ管理をしっかりして欲しかった。。

俳優たちは頑張っていたし、シャネルを演じた宝塚出身の安寿ミラさんの歌唱は際立っていただけに、なんだかなあ、の感想は寂しいわけで。

でも、結構人は入っていて、お花の数も多く、そこそこ人気と評価は高いみたいでしたー。

東京は大手町よみうりホールにて。
この後、大阪公演もあるそうです。

#ミュージカル #イヴサンローラン
#安寿ミラ #東山義久