このところ、立て続けに友人のお母様が亡くなって。
そんな年齢なんだなぁ、、

一昨日、昨日と伺ったお通夜・告別式で、記憶に留めておきたいことが。


ひとつめ。
普段はあまりやらない事だけれど、お通夜の席でも、友人が喪主として挨拶をおこない、お母様のここしばらくの様子、病状、亡くなられた経緯、
そして社会的・仕事的に成し遂げたことを、かいつまんで紹介。

そしてその原稿(A4で2枚)を何部かコピーして、後からお通夜に駆けつけてくれた方々に配っていたこと。

ほぼ同じ原稿で、告別式の喪主挨拶もしたので、私たちの様にごく親しく両方参列した人はダブルで聞くことにはなるのですが、

ふつう、お通夜では、お焼香の時に目を合わせ黙礼するくらいで、なかなかそれ以上の情報がないなか、
喪主挨拶および、遅れた人への原稿配布というのは、参列者にとって、なかなか良かったのではないか、と思うのでした。


ふたつめ。
告別式での挨拶で、「今、母に着せている着物は、母が大切な行事があるときによく着ていたお気に入りのものです、
入学式とか卒業式、そんな折々に」と、話したこと。

まあ、そこで、いつもは冷静な友人が、ぐっと言葉に詰まって、涙涙だったのだけれど、

その着物を着せて送りたい、という家族の愛情が皆んなに伝わり、とても温かな光に包まれて新たな世界に旅立つ情景が浮かんできました。


もしもの時には、この二つを思い出して、
近親者のみならず参列してくださった方々が満ち足りた気分で帰り、故人を偲べるよう、考えてみたいなと思ったのでした。。