公開リハーサルを見せてもらい、期待マックスだった、シュツットガルトバレエ団の「オネーギン」

昨日、本番に行ってきました。


公開リハーサルでは2幕までだったので、3幕はじめからドキドキ。

最初のシーンは2幕目から何年か経って、美しく威厳さえ感じさせる女性へと成長を遂げた、かつての素朴娘が、社会的背景のある結婚相手と踊る壮麗なパドゥドゥ。

そこに現れるフォーゲルさま演じるオネーギン。歳を重ね、ロシア的憂鬱と虚無はいっそう深く、白髪が混じった髪と口髭、そして友人も一人もいない。

ついに気がついてしまう。壮麗な屋敷を仕切る麗しの女主人こそ、かつて自分に恋文を渡し、それを目の前で残酷なまでに破り棄ててやった、あの素朴娘だと!

きゃー、その後のフォーゲルオネーギンの熱烈な求愛のダンスときたら!!!


1日経ってもドキドキしてくる素晴らしさ!
肉体を駆使するバレエで表現する、文学的薫りの崇高さ!

感動で鳥肌が立つ中、幕が降り、思わず立ち上がってブラボーと叫んでいました!




日本では多分初めてだと思うけど、カーテンコールでは写真撮影が公式に許可され、もたもたと電源を入れている間に一番いいシーンは撮影出来ず、、
でもまあ、撮影できただけでも満足。ずっとこの感動を思い出せるから。そしてシェアできるから。


明日の日曜日は、パリ・オペラ座のエトワール、マチュー・ガニオが客演でオネーギンを踊ります。こちらはどんなオネーギンになるかしら?見たいなあ、、
#シュツットガルトバレエ
#フォーゲル #オネーギン