プーシキンの小説に題をとりながら、オペラの「エフゲニー・オネーギン」とは全く違う音楽(チャイコさま)で踊られる、全3幕のバレエ。
この日の公開リハーサルの主役は、シュツットガルトの大スター、フリーデマン・フォーゲルさま。
登場時のスローな部分では体の軸がぶれてちょっと心配でしたが、2幕目には見事な出来栄え。
ぴょんぴょん跳ぶバレエではなく、深い心理を表現する役にはぴったりのフォーゲルさまが戻ってきました。
なんと言っても、非常にロシア的な憂鬱や虚無の表現は、美しく貴族的な容姿でなくては説得力を持って現しきれないので、、
ホントにイヤな男なのよ、このオネーギンというやつは!
勝手に一人で憂鬱に沈み、
田舎のブルジョアの読書好きな素朴娘のウブな恋をもてあそび、
親友のカップルにちょっかいを出して、親友と決闘になり撃ち殺して、、まったくもう。。
第3幕では、その何年か後の再会のドラマが描かれるのだけれど、
今日の公開部分は2幕目で終了!
あー、もっともっと見たいじゃない!
あー待ち遠しい!!