ペットのお葬式については、まったく予備知識がなかったので、
そしてまた、ブログ等で発信している人を見かけたことがなかったので、
もし、役に立つことができるかも、と思い、書き留めておくことにします。

ウチの子MILKが亡くなったのが、火曜日の昼。
ちょうど夫も私も仕事で外出している間でした。

前日は動物病院で点滴の処置をしてもらったところだったので、
報告も兼ねて動物病院に電話したのが、帰宅して死亡を確認して一時間ほど呆然とした後の、午後7時直前。

経過報告をした後、この後、どうしたら良いか、ざっくばらんに教えてもらうよう、お願いしました。

そこで紹介していただいたのが、某動物葬儀所。

すぐに電話すると、火葬を望むか聞かれ、
引き取りでお任せコースか、
立会いで火葬、葬儀コースか選ぶように言われ、
それぞれの受付状態と予約できるかどうかの可否、また価格を知らされました。

夫と相談した結果、ネコはこちらの車で運び、
立会いで葬儀・火葬コースを選択。

それなら明日の午後4時までに某動物葬儀所に連れて行ければやってもらえる、という予約が成立。

それまでは自宅でドライアイスか氷で保管するように言われ、二人でスーパーに走り、ダンボール2つ、氷3袋、熱を遮断するプチプチ紙、中に入れるお花をひと抱え買い、
自宅に戻って、ダンボール2つを繋ぎ合わせて身体がちょうど入る大きさに作り、そこに安置。

プチプチ紙で氷を包み、花をいっぱいに敷き詰めて、お線香を焚き、お通夜をしました。

その間に、妹などがお悔やみに現れ、MILKの突然の死を悼みました。

葬儀当日、
ダンボールはキチンと冷えたまま。硬直が解けて、いつもの手触りに戻ったMILKを葬儀所に車で運びます。


立派な白い棺桶が用意されていて、そこに移し、
用意されていたお花をいっぱいに飾り、
MILKと一緒に送りたいものはありますか?と昨日聞かれて用意したMILKの抜けた歯を一緒に棺桶におさめます。


これらのすべては、葬儀所の女性が人間の葬儀とまったく同じような厳かさで進行していきます。

隣にあるお寺のご住職さまが登場し、何妙法蓮華経、とお経を唱えてくださり、
夫、私の順でお焼香。


その後、最後のお別れをして、棺桶に蓋をするのですが、蓋にはちゃんと顔の所に扉が付き、顔が見られるようになっていました。


しばらく待つと、火葬場へと案内され、お墓の立ち並ぶ間を抜けた所にある建物へ。

そこでまた最後のお経をご住職さまがあげ、棺桶は焼き場の鉄の扉の向こうに消えていきました。

待合室で待つこと30分。その間に、骨壷と被せ布の大きさ、色を選択します。

MILKは白いネコなので、被せ布は白とシルバーのものに。骨壷は小さい方から2番目を。


また呼ばれて火葬場に向かい、今度は骨揚げ。
人間は上を向いて焼かれますが、ネコは横たわった形で焼かれます。だから、背骨から尻尾までがずらっと並んでいるのがすぐ目に入ります。

最初に夫と二人で同じ骨を箸で挟んで骨壷に沈め、後は脚から順番に入れていきます。最後に頭と、喉仏。小さくて可愛い骨でしたが、立派に全部揃っていました。

お任せコースだと、他のネコなどと混ざってしまわないか心配で、立会いコースにしたのですが、やっぱりこちらにしてよかった、良い供養が出来た、と満足しました。

小さく軽いお骨を持って火葬場から退場。
後は精算して終了です。

精算は約6万円。
一番高価なコースですが、それなりの満足感があり、18年6ヶ月一緒に家族として暮らしたMILKに相応しい葬儀が出来たと感じました。

長くなりましたが、ペットの葬儀の情報を欲しい人の少しでも参考になれば、と思い、書いてみました。