2拠点生活の片方から片方への移動、片道約2時間半、だから日帰りも十分可能な旅程だけど、
これがなかなか大変なんですよー。

台風が来たりして、大風や大雨だと特急がすぐに止まっちゃうし、
なんといっても私は雨女、どころか嵐を呼ぶオンナ。

そんなわけで台風20号に対して大事をとって、一泊追加したおかげで、
すーんばらしいものを見ちゃったんです!!

なんと朝の9時15分開演!
日比谷TOHOシネマズでの
英国ロイヤルバレエ「白鳥の湖」

また白鳥?と思われるかも知れないけれど、今回のはなんと31年ぶりに
プティパの振付を下敷にした
新演出、新振付バージョン。


まず、プロローグに振付が付き、何故、どうやってオデットが白鳥に姿を変えられたのかを見せるのです。

このショートプロローグによって物語がよりクリアに分かりやすくなりました(まあ、説明的過ぎるきらいも無きにしもあらず)そして全てがとっても演劇的な振付に。

あまり書くとネタバレになるのですが、一つだけ。
なんとロットバルトが母女王の王冠を奪ってしまうのですよ!!

こんな解釈は初めて!面白すぎる!

そして最後。白鳥軍団がロットバルトを追い詰めて、、
今の時代感を感じさせるフィナーレを創り出しました。

この新演出・新振付を手掛けたのは、弱冠31歳のリアム・スカーレットという男性。
演劇性を強く出し、王子と母女王とロットバルトとの関係性を強調。なるほど、と唸らせるドラマを作り上げていました。
本当に素晴らしい、31歳の才能!

ジークフリート王子は、ちょっと情けない顔がチャーミングなワディムさま。長ーい脚が伸びやかで優雅で。

オデット/オディールの二役はベテランのトップ・プリンシパル マリアネラ・ヌニュス。テクニックは完璧ながら、シネマでアップになると、年齢は残酷、ちょっとキツイかも。。

シネマは

30日までの1週間の上映なので、これは見逃せない!全力でおススメします!!

#英国ロイヤルバレエ #白鳥の湖 
#シネマビューイング