ルートヴィヒ最期の地、悲劇のシュタインベルク湖へルートヴィヒ2世最後の地、ミュンヘン郊外の美しい湖、シュタインベルク湖まで足を延ばします。この湖で、彼が主治医の先生と共に溺れ死んだ、という見解で制作された映画が、数年前に文化村で公開された、ドイツ映画「ルートヴィヒ」。実際に行ってみると、水深50センチ程の場所で、着衣のままとは言え、いくらなんでもそこで溺死はないな、やはり暗殺されたのだわ、と。しんと澄み切った湖の中、そこには木の十字架が立てられ、その上に母の立てた十字架塔が、そしてその上の丘の上に礼拝堂が建てられ、太陽の位置によって十字架の影が移ろい、限りなく物哀しく、静謐な空気が流れていました。遊覧船に乗って湖側からも、この礼拝堂と十字架を見ることができます。また、すぐ近くには、従姉妹のシシーことエリザベートが幼少期に暮らした城もあり、バイエルンとハプスブルク家の華麗な故に悲劇的な歴史に想いを馳せた午後でした。#バイエルン #ルートヴィヒ#エリザベート