ボクサーパンツの人気ブランド -7ページ目

ボクサーパンツの人気ブランド

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福岡県八女市本町の老舗茶問屋「このみ園」が、戦前まで茶の鑑定場所として使った「拝見場(はいけんば)」を復元した。全国的に知られる「八女茶」ブランドの誕生に貢献した拝見場を来店者に知ってもらおうと、昭和初期の写真を基に約3カ月かけて完成させた。茶業関連施設の建築史が専門で、復元を監修した工学院大学建築学部客員研究員の二村悟さん(39)は「拝見場は全国に数カ所あるが、これほど光をうまく採り入れているのは珍しい」と話す。

鑑定は、生産者から持ち込まれた茶の色や形、蒸し具合を見極める作業。直射日光では天候によって見え方が変わり、品質の比較や混入物の発見が難しくなるため、戦前は多くの茶問屋が斜め上から太陽光を採り入れる拝見場で鑑定した。しかし戦時中に自由に茶の売買ができなくなったことや、照明器具の普及などにより拝見場は減少。同園でも昭和10年代半ばに取り壊されたという。

復元された拝見場は、店内南側の壁に作った。ガラス窓の内側に幅約4メートル、奥行き約40センチの台を設置。外側に高さ約3・6メートルの黒塗りの遮光板を取り付け、約90センチ開いた上部から太陽光を採り入れる。室内が暗いため、台上に置いた茶葉はスポットライトに照らされたようにはっきり見える。

1865(慶応元)年に輸出製茶問屋として創業した同園は、品質向上のため、拝見場で生産者に良質の茶葉の見分け方を指導。その後、優れた品質を確信した同園3代目が1925(大正14)年、八女地方のお茶の名称を統一して売り出すことを呼び掛けたことから、「八女茶」の名が全国に広まったという。

同園専務の許斐(このみ)健一さん(37)は「拝見場がなければ『八女茶』ブランドは誕生していなかった。八女茶発展の歴史や、商取引の雰囲気が感じられる場所で、地域をあげてより良いお茶を作り上げようとした先人の知恵を感じてほしい」と話している。

出典:西日本新聞