このブログのタイトルにも使っています
『自己創設のれんを利益にする』とは、
会計士試験の勉強をしていた時に、ある財務諸表論の先生がおっしゃっていた言葉です。

自己創設のれんとはなにか?

これは、会社を設立したときに、
『この会社が消滅するまでにこれだけ儲けを生むだろうと考えた金額』
を言います。

誰しも赤字を前提で会社設立なんてしませんよね?

経営者は皆この利益を見込んで会社を設立し、運営します。

自分(自己)が将来得られると考え作り出した利益、
それが自己創設のれん
と考えていいと思います。

勝手に考えた利益が財務諸表(報告書)に載っていたら、
皆さんどう思いますか?

将来、儲かるかどうか分からない(これをリスクがある、といいます)利益を財務諸表に載せられては、
本来のその会社の実態が把握出来ませんよね?

だから、自己創設のれんは財務諸表に載せてはいけない、という規定があります。
(因みに管理会計ではこれを計算する方法があったはず!です。)

この自己創設のれん(将来・未来に得られると見込んだ利益)を現実の利益にするのが経営者の目標です。


なんとなく理解してもらえましたでしょうか?

このブログはそんな感覚で書いています。


あ、この辺の勉強をすると、簿記の収益を発生させていいかどうか、が分かるようになりますよ(o^^o)