今回ご紹介するのは、台湾数字切手「中華民国/台湾省」加刷です。
一見シンプルなデザインですが、そこには深い歴史が隠されています。
ご存知の通り、台湾はかつて日本の領土でした。
しかし、敗戦により中華民国に割譲され、昭和20年(1945)10月25日を以て名実ともに中国の一部となります。
その際、郵便事業も中華民国に接収され、同年11月4日から中華郵政による事業が始まりました。
ただ、前日の11月3日まで日本人職員による営業が継続されました。政権が変わったものの、看板の架け替えだけで事業が続いた稀有な例だそうです。
台湾数字切手は、元々戦争末期に日本政府から印刷するよう指示されていた単純図案切手です。昭和20年(1945)10月21日に3銭・5銭が、25日に10銭が台湾逓信部より発売されました。
しかし、11月4日に中華郵政による事業が開始するとの報を受け、台湾逓信部は10月31日までに台湾全島から台湾数字切手を回収し、「中華民国/台湾省」加刷を施すことになります。
その際、不発行(印刷したが発売されなかった)であった30銭・40銭・50銭・1円・5円・10円及び既出3種のシートのみが対象となり、バラの切手は焼却処分されたそうです。
ちなみに、発行された年代や印刷所などの違いにより、刷色や加刷の文字が若干異なるものが存在するようです。
余裕があれば、色々収集してみたいですね!
以上で今回の紹介を終わります。
読んでいただきありがとうございました!










