後編です



中編:




1963 フランクリンハーフダラー





予想:MS 63⭐︎

結果:MS64 FBL



仮にグレーディングを”ある特定の値以上になる(以下略



前編のフランクリンと違いこれは賭けに勝ったものになります。


以前も紹介させて頂きましたが、FBLとはFull bell linesの略で、




このベルの横線がしっかりと繋がっているフランクリンにのみに与えられるグレードです。

地味な割には案外珍しく、取引価格にも表れています。



MS 63 FBL: 20~30$

MS 64        : 20~30$

MS 64 FBL: 300$前後

MS 65        : 30$前後

MS 65 FBL: 1500$前後


同グレードでも細い線のほんの少しの違いでここまで値段が変わってしまいます…



トーンも綺麗な虹色でかなり気に入っています。

トーンが苦手!といった方でもこういった色ならば楽しめるのではないでしょうか。


(どうでもいい話ですが、フランクリンハーフは他の米国コインと比べレインボートーンを見かけることが多い気がします)



当初はスターグレードを狙って提出したものでしたが、結果的には良かったです。

何気に初のFBLだったりします。


NGCのスターグレードって何気に取るの難しいですよねぇ。




1886-o モルガンダラー






予想: MS Details improperly cleaned

結果: ALTERED SURFACE



今回の残念枠です。


1886-oは俗にいう”Better date” であり、MS601000$程します。


画像では分かりにくいですが、コインがまるで波打つような歪な光沢を持っていたのでストレートグレードでは無いことは自分の中で確定していたのですが、


「まぁ未使用っぽいし、スラブに入りさえすれば何でも(元が取れるから)いいや!」


と思っていたら見事に痛い目を見ました。

反省ですね………..



グレーディング結果自体も極めて妥当だと思います。えぇ。





まとめ



トーンコインがここまで数字が付いて返ってくるのは中々珍しいと思います。大抵何枚かはATだのQCだのになってしまいますからね。ラッキーでした。(勿論出すものは厳選しましたが)



邪な考えで出したコインは失敗し、

そうでないものは上手く行くという教訓じみたグレーディング結果になりました。